大人の秘密基地!庭や屋上に設置できる「Minima Moralia」

Via: designboom.com

イギリスの首都ロンドンは、ファッションや音楽などさまざまな流行の最先端をいく街であり、常に新しいものを生み出すパワーにあふれた街。そんな街には、ジャンルを問わず創造性に富んだクリエイターたちが自然と集まってくる。しかし、同時にロンドンの住宅事情は飽和状態で、住人たちは常に高い家賃で限られた空間を活用する必要に迫られているという。そんな中、クリエイター達が生活空間とは別に、創作活動に集中するための空間を開発し、話題を呼んでいる。

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それがこの「Minima Moralia」。ロンドン在住の建築家ジョナス・プリスマンタス(Jonas Prišmontas)とトマソ・ボアノ(Tomaso Boano)の共同デザインだ。過酷な住宅事情でありながら、ロンドンの家には手入れのされていない庭や余分な駐車スペースなど使われていない無駄なスペースがあることに目を付けた彼らは、ちょっとした余剰スペースに「創作空間」を作り出そうと試みたのだ。

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「Minima Moralia」への出入りは、壁面すべてを大胆に押し上げて行われる。中でどんな大きさの創作物と取り組んでも良いように、搬出入がしやすい構造になっているのだ。

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もちろん半開きの状態をキープすることもできるので、適度なプライバシーを確保したまま新鮮な空気を取り入れることもできる。

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内側からの景色は、このようになる。壁面が透明なので開放感はありつつも、波型の形状が外界から程よく意識をそらせてくれる。

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服飾デザイナーの使用イメージ。場所を取るトルソーや布のストックなどを、生活空間である自宅に置かないで済むのは助かるのではないだろうか。柱を上手に利用してハンガーラックのように活用しているのが出色だ。

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こちらは、建築家の使用イメージ。プレゼンに必要な建築模型を作るのに、この「Minima Moralia」は大活躍することだろう。

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もちろん電気も通せるので、こんなフットライトを取り付けることもできる。そして必要なら、「Minima Moralia」の室内にカーテンを取り付けてもいい。使い方は自由自在だ。

もちろんアーティストだけでなく、日曜大工愛好者の作業場にしたり、楽器の練習場として使うことも推奨している。まさに大人の秘密基地のようだ。

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自分なら、一体どんなことにこの空間を使うだろう。そんなことを考えるだけでもワクワクしてくる。そしてきっとそれは、世界に一つだけの宝物のような空間になるに違いない。

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