西部開拓時代に思いを馳せる。砂漠の中のトレーラーハウス「Old Hippie house」

via: http://www.tinyhousetown.net

アメリカ合衆国ラスベガス近郊のモハーヴェ砂漠。 砂地は少ないが、岩盤むき出しの広大な風景に溶け込むのが Old Hippie house。

風をさえぎるものがなく、太陽をさえぎるものもない、なにもさえぎるものがない視界。大都会のLA近郊、ラスベガスの眠らない灯りから一転、雄大で美しい大自然に触れることができる。

via: https://tinyliving.com

カーボーイハット姿のジョンウェインは、玄関のバルコニーで斜めにもたれかかり、遠くからのゲストを待ち受ける。西部開拓時代のハウス。そのシーンと重ねりあうこのハウスの特徴はルーフバルコニーである。バルコニーに設置した椅子に深く身を委ねて見渡すと、地平線を遮るものがないこの雄大のロケーションは、アメリカだと実感する。

via: https://tinyliving.com

現代生活にあふれている物は何もない。やがて夕陽が沈みゆく。心の浄化に浸っていると、暗闇と共に、星の数々が現れる。魅了される。音のない世界。静寂が問うのである。

全ての音を捨て、わが身の心に耳を傾けよと。

しかし、都会と違い闇夜に包まれることになれていないあなたは、不安に駆られるかもしれない。では灯りのある部屋に案内しよう。

via: https://tinyliving.com

リビングは、みずみずしい緑の植物と落ち着いた無垢の木目が統一され、明るい色調に囲まれる。

via: https://tinyliving.com

ウエスタン調のインテリア用品。ゆったりとしたソファー。ソファーの下にあるチェストを引き出せばベッド代わりにもなる。ロフトに二人、ここに一人収容のスペース。狭い空間でありながら、快適で無駄のない配置が心地いい。

via: https://tinyliving.com
via: https://tinyliving.com

キッチンも無垢の木材で統一し無機質な素材は排除されている。メキシコタイルのカラーは、褐色の鮮やかさがある。太陽の光や土など風土の違う国が生み出したものに、エネルギッシュを感じる。オリジナリティあふれるデザインが意外にも調和を醸す。

via: https://tinyliving.com

シャワー室は最小限で簡素なものが設置されている。トイレも清潔感がある。

ではロフトの寝室へ。大きなベッドの色調はピーコックカラー。外の世界とまた違う華やかな、印象を与えてくれる。狭い空間を楽しむためのユニークなデザイン。灯りが全くない外をガラス一枚で閉じ、現代風な室内で、時だけが過ぎてゆく世界を堪能して眠りにつく。

via: https://tinyliving.com

朝を迎えてリビングの窓から眺めるモーニングタイムはゴージャスだ。リビングの色調は砂漠のカラーと相性がよく、室内にいながら、砂漠の世界と続いているムードがある。

via: https://tinyliving.com

広大な土地を眺め尽くしたいのであれば、昨日の場所から次の場所へと移動できるのも魅力だ。自然を堪能するための最小限の生活空間とユニークで温かみのあるインテリアによって、喧騒とした世界からリフレッシュできるのが嬉しい。

都会から数時間で広大な自然に溶け込みむことができ、フロンティアの時代の人々の生活を思い、現代生活を振り返り、そして再び日常へと戻る。小さな家から得るひとときがここにある。

via:
https://tinyliving.com



QUOTE

都会から数時間の広大な自然の中で、フロンティアの時代の人々の生活を思い、現代生活を振り返り、そして再び日常へと戻る。小さな家から得るひとときがここにある。