西アフリカの暮らし方

西アフリカ・セネガルに渡った日本人、平和とおもてなしの国での暮らし方

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みなさまこんにちは。西アフリカのセネガル在住の山田です。身長163cm、千葉県出身、趣味は野球の28歳。昨年9月にwebメディア企業を退職し、突然西アフリカのセネガル共和国という国に移住し起業。そのまま住み続けて2年目に入りました。この記事では、私が西アフリカのセネガルに移住した理由とセネガルでの生活について記します。

日本から1.3万キロ。もう一つの平和とおもてなしの国での生活

日本は世界有数の平和国家。治安も良く、国民の一人一人が平和に強い関心を持っています。またおもてなしの精神が宿る日本は、世界中から旅行者の訪れる人気の観光地でもあります。そんな日本から西へ1.3万キロ。日本ではほとんど知られていない、もう一つの平和とおもてなしの国がセネガルです。

外務省 海外安全ホームページの画像に筆者にて丸印等を追記
青丸がセネガルの位置。この国は、アフリカ大陸の最西端にあります  ※外務省 海外安全ホームページの画像に筆者にて丸印等を追記

セネガルには現地語で平和を表す「ジャム」、おもてなしの意味を表す「テランガ」という文化が根付いていて、人々はそれをとても誇りに思っています。ジャムは日常の挨拶の返答に頻繁に使われ、「平和かい?」「平和だけさ!」なんて挨拶もあるほど。そして人々は自国を「テランガの国」と呼んでいます。友達は「●●はテロがあって残念だ」「平和になるための宗教で争うなんてナンセンスだ」とよく言っています。

これらは彼らの主張だけでなく事実です。
まず平和に関しては、日本の外務省の発表している海外安全度情報でも、セネガルは国土の大部分が日本やヨーロッパと同じ「最高ランクに良い治安」という評価。これは西アフリカでは唯一で、日本人にも人気の観光地のフィリピン、インド、インドネシア、カンボジアなどの国よりも安全という事を示しています。

私は住み始めて2年目ですが、その治安の良さを日々実感しています。一言で言えば「夜、日本人女性が一人で外を歩いても大丈夫なレベル」。実際に10日前から、アメリカ旅行しか海外経験が無く英語もフランス語も話せない日本人女性がホームステイをしにセネガルに来ていますが、彼女は3日目から一人で行動をしています。私はバスで以前、疲れて荷物を置いたまま寝てしまった事が数度回数あるのですが、何も取られていませんでした。また、タクシーなどに乗ってお金がポケットから落ちたのに気づかないまま降りようとすると、「お金落ちてるよ」と必ず教えてくれます。

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この治安の良さにはジャムの精神だけではなくセネガルの宗教事情が関係しています。
まず始めに、セネガルの「寛容なイスラーム」の影響。セネガル国民の94%はムスリムです。イスラームというと、日本ではテロなどの報道を受けて過激なイメージがついて回りますが、実はとても温厚で親切な人達。その上セネガルのイスラームはいい意味で現実的かつ世俗的。イスラームを現実世界に合わせて柔軟に解釈しています。

次に、宗派間の対立がないこと。セネガルのムスリムは宗派の違いにも非常に寛容で対立がほぼありません。様々な宗派の歌を集めて演奏するコンサートのような催しが開かれることもあるほど。
そして、ムスリムとクリスチャンの中が良い事。セネガルでは国民の4%がクリスチャン。ですが、ムスリムとの仲も非常に良好で、中には教育の質を求めてクリスチャンの学校に行くムスリムもいるそう。

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次にテランガですが、お茶やご飯をおごってくれたり、ブレスレットをもらったりと、多くの日本人がテランガエピソードを体験しています。私自身、家探しで困っていた時、偶然入ったネットカフェで知り合った方に翌日からホームステイさせていただき、数か月間一緒に生活をさせてもらったことも。「俺はアフリカの貧困問題を解決したいんだ!」「でも家が見つからなくて困ってるんだ」といきなり話し出した変なアジア人の私の話を「すごくいいじゃん!明日からうちに来なよ!」と言ってくれた彼とは、今も毎日のように会っています。

こうしたジャムやテランガに加えエメラルドグリーンの海や7つの世界遺産などを有するセネガルは、実はフランス人をはじめヨーロッパの人達から人気のリゾート観光地。年間約87万人の観光客が訪れています。日本ではほとんど知られていませんが本当にいいところなので、ぜひ遊びにいらしてください! 次は私のセネガルの生活について少しだけご紹介します。未来住まい方会議ではミニマルな生活を紹介していますが、私のセネガルでの生活も、渡航をきっかけに物を持たない生活に変化していきました。

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白物家電は扇風機だけ–海が近いダカールだからできるミニマルな暮らし

パソコン、携帯、デジカメ、モバイルバッテリー、そして扇風機。これが私の家のすべての家電です。アフリカ大陸最西端に位置するセネガル。内陸部は40度以上になるなど、とても暑いのですが、実は海に面している首都ダカールは夏の最高気温も35度程度と、東京の夏より気温が低いんです。飲み物は基本水、食べ物は外食のため冷蔵庫は使いません。洗濯は近所の友達がやってくれます。

家具は机、イス、棚1つ、マットレスの4つ。家具が少ない分部屋が広く感じます。家具が少ない分、1つ1つは自分の気に入ったものだけを購入。

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日本にいる時は「もったいない」「いつか何かに使えるかも」と大量のモノを自宅に保管。そのせいでモノに振り回されていた気がします。「あるはずの●●が見つからない……」「▲▲が壊れた……」モノはしばしば悩みのタネになっていました。

ですが現在の暮らしではそれは皆無。スーツケースとバックパック一つという荷物から生活をはじめたところ、「本当に必要なモノは意外と少ない」という事に気付きました。モノ所有のストレスから解放された現在。毎日がとても快適です。

また私はオシャレが大好き。日本にいるときは大量の服に囲まれて生活していました。毎日「どれを着よう」と洋服で悩んで(それも楽しいのですが)、時間も居住スペースも消費していた私。それがセネガル渡航時にはスーツやポロシャツ、下着など「最低限必要な洋服」だけを持ってきたため、まず量がグッと減少。その上服に迷う事が無いためかなりの時間短縮になっています。

こうしてモノが少ないと手軽に引っ越しが可能で、今はセネガルに来て以来4つ目の家に住んでいます。移動の「足枷」になっていたモノが減ると、心も体も身軽になりました(と記しつつセネガルに来て若干太った気もしますが 笑)。

次回からはセネガルの暮らしについて、衣食住さまざまな方面から、より詳しくご紹介していきます。

クラウドファンディング・日本初のセネガル旅行ガイド本を作り10万人の貧困削減を

国民の約半数が貧困層のセネガル。私は10月より、日本初のセネガルの旅行ガイドブック制作による、観光業従事者の貧困削減に繋げるクラウドファンディングを始めました。
https://readyfor.jp/projects/senegal-guidebook

現在セネガルの観光業従事者人数は狭義で13万人。タクシー運転手などを合わせた広義では「30万人」にのぼります。この人数は「セネガル全体の雇用の10%」。従事者の方のご家族までを含めると、その影響は数百万人に及びます(セネガルの人口は約1400万人です)。これだけの人達にインパクトを与えられるこのプロジェクトを少しでも多くの人に伝え、できるだけ大きく広げていきたいと強く感じています。

プロジェクト終了まで残り8日。少しでも多くの日本人がセネガルを訪れるきっかけを作りセネガルの観光業従事者の貧困削減に繋げるために、皆様の力をお貸しいただけましたら幸いです。ご支援・記事のシェアなどよろしくお願いします!

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【ガイドブック制作プロジェクトがメディアに掲載されました】
・旅行業界向けニュースサイト「トラベルビジョン
・FMラジオ番組「お仕事本舗ハッピープロジェクト」(第六十三・六十四回)
・世界一周団体「TABIPPO」運営の「TABIPPO.NET
・中東アフリカニュースサイト「SAHARABIA

月極本3 特集「好きなお金、嫌いなお金。」

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