縁側のある生活

第3回:縁側に座ってみよう、東京で縁側浴ができるおすすめの場所|縁側のある生活

成瀬夏実プロフィールアイコン | 2014.9.4
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未来住まい方会議をご覧の皆様、こんにちは。縁側好きが高じて「縁側のある生活」についてコラムを執筆することになりました成瀬です。
今回は3回目ということで、東京で縁側に座れる場所を紹介します。東京に住んでいる人はなかなか縁側のある家に行く機会もないと思いますので、手軽に行ける場所を紹介します。また、東京観光に来た人も、縁側という切り口で東京観光ができると思いますので、ぜひ参考にしてください。

アクセス良!本当に代官山?と感じる旧朝倉家住宅

広く長い縁側で庭園を眺める

広く長い縁側で庭園を眺める

代官山駅から徒歩5分。旧朝倉家住宅は東京府議会議長や渋谷区議会議長を歴任した朝倉虎治郎氏によって、大正8年に建てられました。

代官山に回遊式庭園が...!

代官山に回遊式庭園が…!

若者に人気の街で、賑やかな印象の代官山。しかし、とても静かな場所です。緑に囲まれているけど、その奥には高層ビルが立ち並ぶ景色が見えたりと都会を感じる場所でもあります。
ちなみに、平日は写真を撮ることが趣味なおじさんしかいません。土日も3、4人が館内にいるくらいです。訪問者は海外の観光客のほうが多く、それがまた面白い景色なのです。海外の観光客の方は、縁側で写真を必ず撮ってます。

ここで裏話。
その日リュックを背負っていた私は受付に向かいました。
すると、受付の方にこんなことを言われたのです。

「リュックは前に背負うようにお願いします」

ここは海外か…!と思わず心の中でツッコミを入れてしまいましたが、リュックを前に背負って館内へ行きました。
海外からの観光客が多いから、スリとか狙われてしまうのか…。
滅多にないことだと思いますが、リュックで行く方は前に背負うのをオススメします(笑)

住所:渋谷区猿楽町29-20
交通:東急東横線「代官山駅」5分
一般100円、小中学生50円、年間観覧料500円

入口からは建物が見えないため、残念ながら存在が薄い。

入口からは建物が見えないため、残念ながら存在が薄い。

 

千駄木の高級住宅街にある旧安田楠夫邸

旧安田楠夫邸
旧安田楠夫邸は、豊島園の創始者でもある実業家・藤田好三郎さんが大正8年(1919年)に建築したものですが、大正12年に旧安田財閥の創始者・安田善次郎さんの女婿・善四郎さんが買い取りました。
関東大震災と第二次世界大戦の被災を免れて、ほぼ完全に残っている珍しいお宅です。それも豪邸!家への工夫と美意識がそこかしこに見られます。
ボランティアスタッフさんが館内を説明して歩いてくれるので、ぜひスタッフさんと一緒にまわってみてください。

旧安田楠夫邸
旧安田楠夫邸
四季を感じる庭になっていて、春はしだれ桜、秋は紅葉を2階から眺めることができます。建物を守るために、週2日のみの開館。だからといって、赤絨毯は敷いていない。しかし、靴下は着用です。

ここで裏話。
建物を守るために絨毯を敷いていないかわりに靴下着用は必須。
私も靴下を履かなければいけないことはわかっていたので、靴下を履いて入館しました。
ちょっと暑かったので、縁側は靴下を脱いでも大丈夫じゃないか?と思って、靴下を脱いで縁側浴していました。

すると、すかさず館内の方が
「靴下履いてくださいね〜」
とレンタル靴下を差し出してくれました。

え…!
ど、どこで見てたの!?
というくらい素早い行動で、スタッフさんの教育も徹底されておりました。(上から目線か)

暑くても、ここでは靴下は脱がないことをオススメします。

住所:東京都文京区千駄木5-20-18
交通:JR山手線「西日暮里駅」「日暮里駅」より徒歩約15分
水曜と土曜のみの開館
大人500円、中学高校生200円、小学生無料
 

飲食店でこの雰囲気は素晴らしすぎる!神楽坂カド

1軒目と2軒目は豪邸で、建物を「見学する」だったので、興味ある人はいいかもしれませんが、そこまでして縁側座りに行くつもりないかも…という人にオススメなところが神楽坂カド

神楽坂カド
神楽坂カド
リノベーションされた古民家飲食店は正直あまり好きではないのですが(日本家屋の雰囲気が消されている気がするから)ここの座敷は最高でした。最近の飲食店は、多くのお客さんをいれるために隣との席がやたら近い。隣の会話も丸聞こえ。
でもここは6畳一間に8人座れるようになっていますが、隣とは間隔があいているので自分の世界に入れます。

神楽坂カド
目の前は壁ですが、昭和っぽさを感じることができます。

本日の焼き魚定食800円。玄米か白米か選べて、ご飯とお味噌汁はおかわり自由。お得すぎる…!

本日の焼き魚定食800円。玄米か白米か選べて、ご飯とお味噌汁はおかわり自由。

1人やご夫婦で来ている方が多いのでとても静かで、BGMもなし。それがまた心地いい建物です。

ここで裏話。
この日は、おひとりさまやご夫婦が席を占めていました。
すると、カップルが来店。

察するに、初デート、もしくはまだデートの回数は重ねていなそう。
店内は静か。
そう、店内は静かなので2人で話したら丸聞こえなのです。

初デートで来るようなところではないだろ!と女子的な意見を心の中でツッコミつつ。(女子が古民家好きとは限らない)
多分、2人は話したいのでしょうが店内が静かすぎると話す気もなくすのでしょうか。雰囲気がいいので、話そうって気にならないのもあると思いますが、そこだけ気まずい雰囲気が漂いまくり…!

ということで、ここはおしどり夫婦にオススメなお店です。

住所:東京都新宿区赤城元町1-32
交通:東西線 神楽坂駅(1番出口)から徒歩3分

今回ご紹介したところは、縁側もふくめ、どれもおすすめの空間です。
ぜひ興味があったところは縁側に座りに行ってみてくださいね!

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YADOKARI「未来働き方会議」オープン!

成瀬夏実プロフィールアイコン

Writer 成瀬夏実

大学卒業後、部品メーカーに勤務。その後独立し、縁側愛好家としてメディアやイベントを中心に活動。好きな古民家の共通点が縁側のある家だとわかり、縁側だけに特化した情報サイト「縁側なび」を運営。縁側を探すために、全国を駆け巡る。

現代人は忙しさのあまり心のケアができていない人が多い気がする。忙しい現代人のために少しでも癒される方法の一つとして自身が考案した「縁側浴」を提唱。

将来は、縁側のある家に住むこと。縁側でひなたぼっこをしながら昼寝をすること。また、無駄な空間とされてきた縁側を、住宅業界に再度復活させたい想いがある。

FB:natuyoshi
TW:@natsumi_285
HP:縁側なび

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