第2回:通勤、葉山から溜池山王へ|葉山暮らし

前回の記事で、
僕が東京都武蔵野市吉祥寺から神奈川県三浦郡葉山町に、
引越しを心に決めた経緯をお話ししました。

その頃の葉山の自宅アパート前、朝7時
その頃の葉山の自宅アパート前、朝7時

2005年7月、吉祥寺から葉山への引越しを翌月に控えた僕は、
これを、新しいライフスタイルに変化させるチャンスだと考えて、
生活と仕事に支障がない程度まで、あらゆる持ち物の断捨離を行いました。


これから葉山で過ごす日々の中で、
その頃から好きだった無骨な無垢材の家具にインテリアをゆっくり統一していく目標を立て、
「○○が揃うまでこれを使おう」という考えをやめて、
イメージに合わないものをとにかく片付けました。

おかげで、翌月の引越しをとてもシンプルな状態で迎えることができました。
(引越した後、あれがないこれがないと、ほとほと困ることになったのですが…)

今思い起こせば、あの断捨離のおかげで様々抱えていた悩みや思いも、
葉山に持ち込まずに済んだ気がします。

引越し当日の朝、吉祥寺で荷物を運び終えた空っぽの部屋の鍵を不動産屋さんに引き渡し、
先に出発した引越し業者さんのトラックを追いかけるカタチで葉山まで移動。
お昼過ぎに、業者さんに新居へすべての荷物を運び入れて頂いた後、
アパートの少ないダンボールの中でひとり、目の前の森の鳥の声を聞きながら、
「あぁ、ここは空っぽで気持ちいいなあ。」と思った記憶が残っています。

 

新天地での生活を味わう前に


それからの数ヶ月、あれやこれやと慣れない土地で部屋づくりを進めていくのですが、
そのお話はこれからの連載でゆっくりと書いていきたいと思います。

その前に、葉山町に引っ越せども、まだ僕は都内の会社に勤める現役の会社員でした。

引越しをした次の日も、東京で暮らしていたときと変わらず、
東京都港区(具体的には当時のオフィスがあった溜池山王)へ、
朝9時に出勤することは変わりません。

引越しをしてから数日間は、アドレナリンがたくさん出ていて興奮状態なので、
あまり通勤の記憶が残っていません。
数日経過して、慣れた頃から、葉山から通うということが分かり始めてきました。

 

個人的に、新橋で仕事モードON


葉山町には、電車駅がありません。
町内を移動する交通は、自家用車、タクシーをのぞいて、
海側または山側の道を走る京急バス。
そして、おおよそ15分~30分で着くJR逗子駅か京急の新逗子駅になります。

風情のある夕暮れ
風情のある夕暮れ

僕が暮らし始めたアパートは、一色海岸・御用邸のすぐ側でした。

逗子駅から家までの道のりといえば、
逗子駅前ロータリーで3番線のバスに乗り、海線をのんびり走って20分くらい。
いつも右側の窓際に座って、
鐙摺(あぶずり)や森戸(もりと)の綺麗な海を眺めながら家路につきます。
(山側のバスもあります。個人的に海を見ながらが好きなのでよく海側を利用していました。)

当然、朝の通勤はその逆となります。

溜池山王の会社へ9時出勤と考えた場合、僕の家からだと逆算して約2時間前の出発をしていました。
(ぼくはのんびり行くタイプなので、すこしゆとりを持たせています。)

朝7時に家を出て、だいたい7時5分~10分くらいのバスに乗ります。
朝の海側を走るバスから見える景色に、何度も力をもらいます。
目覚めたての目に、朝の海は本当に良く、身体の中をフレッシュにスタートできる感じです。

ほどける空間
ほどける空間

その後、JRの逗子駅に着いたら、
だいたい7時40分~50分出発くらいのJRに乗って、逗子駅から新橋まで。

逗子駅では、4車両が新たに連結するため、
並んでいれば、たいていは空の車両に座ることができます。
もし座れなくても、1本待てば座れるでしょう。

電車に揺られながら、iPodで音楽を聴いたり小説を読みながら、
ぼんやりした頭を徐々におこします。
横須賀線に乗って、新橋まで乗り換えもなく一直線です。

きっかり1時間で新橋に着くので、ここで仕事モードに切り替えです。
(僕以外のビジネスマンはもっと早く仕事モードに切り替わっていると思いますが、
そこはご愛嬌でお許しください。)

8時~8時10分くらいの銀座線に乗り換えて、溜池山王へ。
だいたい8時20分~30頃に駅前のスターバックスでコーヒーを購入して、
オフィスのデスクに9時前に座っているという毎日でした。

※100%正確なタイムスケジュールではありませんので、ご容赦ください。

 

帰りは、大船あたりで仕事モードOFF


ゆったりした暮らしとは別の顔で、
ビジネスマンとして仕事をこなして、19時頃には会社を出ます。
たまに同僚の友人とトンカツやお寿司を食べたりして、帰りの電車に乗っていました。

帰りは銀座線で溜池山王から新橋へ移動し、新橋でJR横須賀線に乗り換えます。
帰宅時間の横須賀線は、ときたま座れるか座れないかという感じです。
たまにグリーン車に乗っても、そのくらいの時間は横2列のシートが両方空いている、
ということはあまりないと思います。

普通車両に乗って、吊革につかまりながら揺られていると、
横浜で若干人数が減り、戸塚でどかっといなくなる、というイメージだと思います。
戸塚で空いた席に腰をおろし、東戸塚、大船、北鎌倉、鎌倉、逗子で到着です。

僕は、大船あたりで気持ちが仕事モードからお家モードへ切り替わります。
それはなぜなのかわかりませんが、そういう心の動きなんですね。
たまに、あぁわかるわかると言ってくださる方に会います(笑)

北鎌倉や鎌倉の、見てるだけで心がすーっとなる景色を目にしながら、
逗子駅に着くと、駅前のロータリーの空気でさえも、いい空気です。

ほっとした気持ちで3番線のバスに乗り、家路へと向かいます。
だいたい、前のバスが行ったあとのバス待ちで長い列ができています。
電車の到着とバス待ちに並ぶタイミングによって、座れるかなという感じです。

バスに乗って、iPodでノラ・ジョーンズを聴きながら景色を眺めていると、
渚橋くらいでなんだかうるっときてしまうくらいほっとします、おおげさでしょうか(笑)

この通勤時間に対して、友人たちからはよく、遠いじゃん!と言われました。
でも、僕はこの通勤時間を遠いという感覚でとらえることはなくて、
どちらかというと、海のある葉山に帰ってこれる、という葉山主体の気持ちが強かった気がします。
なんだか不思議な気持ちですね。

Pink Sunset
Pink Sunset

そんなこんなで、徐々に葉山での暮らしに身体を慣らしながら、
引っ越してから初めての3連休を迎えました。
そこで初めて、この町の、週末の魅力に取り憑かれます。

 

イベントのお知らせ


当連載のライター渡部(わたなべ)もスタッフとして関わっている、
神奈川県三浦郡葉山町の不定期グリーンショップ「すこし高台ショップ」の情報をお伝えします。

すこし高台ショップ
すこし高台ショップ

 

9月の『すこし高台ショップ』を開催します
2013年9月8日(日) 11:00~日没ごろ

様々な多肉植物を素敵な植木鉢に植栽して展示しています。
開店中、人気のクロブチカレーさんによるオリジナルカレーの購入が可能です。
お庭に用意したテーブルや椅子をご利用の上、植物を見ながらお食事を楽しんでください。
※すこし高台ショップは、雨天の場合お休みとなります。

会場:すこし高台ショップ
神奈川県三浦郡葉山町一色1392-8
すこし高台ショップ

JR逗子駅より1番または2番乗り場からバスに乗り「葉山小学校」で下車。
消防署を通過し、そのまま太い道をしばらく歩くと文教堂さんが見えてきます。
その斜め向かい、葉山ガーデンさんの右の脇を進むと左に石段があらわれます。
そこをトントンと上ったすこし高台にあるお家がお店です。

【駐車場のご案内】
お店の敷地内には駐車場がございません。
お車でお越しの場合は最寄の京急ストア葉山店横のコインパーキングをご利用ください。

 

イベント『インテリアとしての多肉植物展 @ beach muffin (逗子)』を開催します。
2013年9月20日(金)~23日(月・祝) 11:00~18:00

印象のよい鉢に多肉植物を植え付けた1点ものを展示即売いたします。
インテリアの一部になる植物をその場でご購入可能です。

また、額装した葉っぱの押し花や、植物に合うバッグなども並びます。
ビーチマフィンの美味しいビーガン料理を食べながら、ゆっくり眺めに来て下さい。

会場:beach muffin
神奈川県逗子市桜山8丁目3-22
http://www.beachmuffin.net

JR横須賀線「逗子」駅前バス乗り場(3番)より「海回り 葉山行き」乗車
京急逗子線「新逗子」駅前バス乗り場より「海回り 葉山行き」乗車
「六代御前まえ」下車 バス停よりすぐ