女子的リアル離島暮らし

第18回:大人も子どもも楽しめるキャンプフェスティバル|女子的リアル離島暮らし

三谷晶子プロフィールアイコン | 2015.3.3
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2月は天気が荒れがちな奄美ですが奇跡的な快晴! CAMPの文字が青空に映える。

未来住まい方会議をご覧の皆様、こんにちは。
小説家の三谷晶子です。さて、今回は先日、私の住む加計呂麻島からフェリーで20分の奄美大島で行われたキャンプフェス、結の島CAMPについてお話したいと思います。

奄美大島在住の有志で行われたキャンプフェスティバル

“結”という言葉はこちらではよく使われるもの。「結束し、協力しあう」という意味の島の言葉です。今回の結の島CAMPは、奄美大島の自然や文化を一泊二日のキャンプをしながら様々な形でアピールし、島の人々のコミュニケーションを図ろうという意図のもと行われました。

海上ではカイトが飛ばされ、青空を映す海の上を華やかに彩っていました。

海上ではカイトが飛ばされ、青空を映す海の上を華やかに彩っていました。

主催はアウトドアブランドdevadurga代表の島崎仁志さん。もともと奄美大島住用町の出身で、昨年の10月、奄美大島の繁華街名瀬にショップをオープン。奄美特有の藍染や泥染めを洗練された形で使用したアウトドアウェアやグッズを全国各地で展開されています。

奄美が地元の人こそ、アウトドアレジャーが初体験の場合も

当日、私は第16回でもご登場いただいたシーカヤックガイド海辺のさんぽ社のお手伝いとして、無料シーカヤック体験の受付を行っていました。
実は、奄美大島に住んでいる方でもシーカヤックを体験したことがある方はなかなか少ないよう。東京に生まれると東京タワーに行かない、のと同じように、奄美に生まれるといつでもできるからこそ海や自然の中で遊ぶことをしなかったりするのだとか。

だからこそ、気軽な形でできるシーカヤック体験は大盛況で、始まりから終わりまでひっきりなしにお客さんが訪れていました。

ガイド付きの体験ならちいさなお子様と一緒にシーカヤックを楽しめます。

ガイド付きの体験ならちいさなお子様と一緒にシーカヤックを楽しめます。

初めから終わりまでシーカヤック体験は大盛況!

初めから終わりまでシーカヤック体験は大盛況!

ステージでは島唄や子どもたちのダンス、ジャンベクラブのパフォーマンスが繰り広げられ、地元の飲食店も数多く出店。島のお酒や島の食材を使った料理を楽しんだり、シーカヤックやSUP(スタンドアップパドル)、奄美大島で初めて設置されたボルダリングの体験をしたり。

ボルダリングは大人にも子どもにも大人気でひっきりなしに人がチャレンジしてました。

ボルダリングは大人にも子どもにも大人気でひっきりなしに人がチャレンジしてました。

車を使ったキュートな出店。奄美の食材をふんだんに使ったメニューがいっぱい。

車を使ったキュートなモバイルショップ。奄美の食材をふんだんに使ったメニューがいっぱい。

フリーマーケットで服やアクセサリーを購入する人もいれば、機織りや夜光貝のアクセサリー作りのワークショップで作品を作る人も。大人も子どもも自由に楽しめる場になっていました。

焚き火とともに酌み交わされるお酒や天体観測

夜が更けたら夕食の準備。七輪に火を入れ、もってきた食材を調理しつつワインや奄美で作られたラムをお湯割りにしてバターとスパイスを落とし、ホットバターラムにしたり。

ダッチオーブンで上からも火を入れて、鶏肉と野菜の煮込みを作ったり。

ダッチオーブンで上からも火を入れて、鶏肉と野菜の煮込みを作ったり。

会場の中心で行われた焚き火。夜をさらに盛り上げます。

会場の中心で行われた焚き火。夜をさらに盛り上げます。

子ども達と一緒に天体観測に向かう人々もいれば、お酒を酌み交わし大きな焚き火を前に語り合う人々も。そして、眠くなった人からテントに戻り就寝。翌日も快晴で、焚き火で作った朝食のあと、またシーカヤック体験の受付を行いました。

初心者でもお子様連れでも楽しめるキャンプ

今回のキャンプフェスでは、トイレや給水車も用意されていて、キャンプ慣れしてない方にも取っ付きやすいものになっていました。奄美の方でもなかなかキャンプをしたことがない方は多いもの。テントや寝袋のレンタルもあり、調理器具や食材を持っていなくても出店で食事ができる。初心者の方でもハードルが低く、キャンプの楽しさを味わってもらえるイベントだったと思います。

会場全体にずらりと並んだテント。ワインオープナーを忘れて近くの方からお借りしたり。

会場全体にずらりと並んだテント。ワインオープナーを忘れて近くの方からお借りしたり。

ほかの方のテントを見るのも楽しい。かわいいティピー型のテント。

参加者のテントを見るのも楽しい。かわいいティピー型のテント。

奄美大島には動物園も遊園地もありません。お子様が小さいご家族の場合ですと、なかなか家族でレジャーを楽しむことがないのではないでしょうか。だからこそ、こういったイベントで奄美ならではのアウトドアレジャーを気軽に楽しめると、よりいっそう島の魅力を感じられるのでは、と思いました。

難しく考えるより、まず『楽しむこと』

奄美に住む有志が企画して行ったこのキャンプフェス。
「島おこしや町おこしを難しく考えるより、まずは自分たちが島を楽しむこと、『こんなに楽しいんだよ』と伝えることが必要だと思う」と主催のdevadurga代表の島崎仁志さんはおっしゃっていました。

会場から見えた夕暮れ。風車が海と空に映えます。

会場から見えた夕暮れ。風車が海と空に映えます。

今回のテーマ『結』が大きくアピールされたステージ。

今回のテーマ『結』が大きくアピールされたステージ。

「ない」ものに目を向けるのではなく、「ある」ものを楽しむ。「これがあったらいいな」と思うものは自分で作る。場所の特性を生かし、その場所に密着した物事を考え、そして、それらを自身も楽しむこと。
ただ単純に「楽しかったね」と中にいる人も外から来た人も言い合える場所であることが、「また来たい」と思う土地を作るのかもしれません。

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三谷晶子プロフィールアイコン

Writer 三谷晶子

作家、ILAND identityプロデューサー。東京都出身。女性誌のライターを経て『ろくでなし6TEEN』(小学館)にて小説家デビュー。2012年、二作目『腹黒い11人の女』(yours-store)刊行。2012年、福岡県上毛町にて上毛町ワーキングステイに参加。そこから派生した短編小説集『こうげ帖』を展覧会『My home town わたしのマチオモイ帖』に出展。2013年、奄美群島加計呂麻島に移住。第30回国民文化祭かごしま2015・県民自主提案事業『海の上に浮かぶ森のような島は』にて加計呂麻島を舞台にした短編小説を執筆。小説・コラムの執筆活動をしつつ、2015年「加計呂麻島の文化的価値を発信する」ことをテーマとしたアパレルブランド、ILAND identityを開始。

FB:akiko.mitani.5
TW:@akikomitani
HP:Akiko Mitani Ameba Ownd

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