世界の小さな住まい方

チョウチョ屋根の隠れ家的ビーチハウス「TAKT Copper House」

YADOKARIプロフィールアイコン | 2014.7.22
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こちらの家は、休暇のためのビーチハウスとして建築事務所TAKTのオーストラリア人建築家によって設計された。場所は西オーストラリアのニューサウスウェールズ州に位置する、クッジー海岸地区。

この土地はもともと幅が非常に狭いうえに、傾斜のきついところだったため、設置面積が狭いという問題があった。そこで考えられたのが、家をそれぞれ高さの異なる層からなる三段階に分けて建てることだった。

ビーチハウスと言っても明るい色の木製パネルで作られた良くあるタイプのものではない。むしろ明るい色とは対照的な黒鋼のフレームに銅とガラスをまとわせた結果、今までのビーチハウスの概念を変えるビーチハウスが完成した。

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そもそも銅はその防水性および防食性、外観の美しさために古代から多くの建物で屋根葺として用いられてきた。銅は酸素に触れると表面に酸化銅の被膜をつくり、内部の金属を保護する。極めて優れた耐腐食性を持つ金属なので、かつて大型木造船の船腹には銅箔が貼られていた。この地域は海に近いため、建物は塩分を含んだ風にさらされることになる。また湿度も海岸地帯は非常に高い。これらの悪条件をクリアするために、銅は最適だった。

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家の周りはうっそうとした防砂林に囲まれている。陽射しの弱い冬の間でも光が入るように、屋根は通常の逆の形のチョウチョ型となった。これにより、壁面がかさ上げされ、大きく作られた窓やルーバー窓のお蔭で部屋いっぱいに自然光が差しこみとても明るい。また外からは海からの潮風を含んだ風も部屋に吹き込んでくる。外観の暗い色の印象とは一転して、内装は非常に明るい。壁面は白く塗られ、開放的なレイアウトになっている。黒いコンクリートスラブの床はハンドワックス加工がされていて、ソフトなつくりだ。

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この家の清潔でシャープなラインと、モダンな家具に加えて、玄関のドアのハンドルなどは手造り感たっぷりの皮細工などが使われて温もりも感じさせる。都会の喧騒から離れ、ビーチハウスに逃げ込み、自分勝手に時を過ごすのもいいし、仲間たちとワイワイと休暇をここで過ごすのもいいだろう。こんな気持ちの良い場所だったらどう過ごしても最高な時を過ごせそうだ。

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Via:
http://smallandtinyhomeideas.com/
http://inhabitat.com/
http://takt.net.au/projects/
http://www.kurotani.co.jp/

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Writer YADOKARI

ミニマルライフ/多拠点居住/スモールハウス/モバイルハウスを通じ暮らし方の選択肢を増やし、「住」の視点から新たな豊かさを定義し発信します。暮らし方の選択肢を増やすことで、場所・時間・お金に縛られないライフスタイルを実現し、人生の満足度/幸福度を向上させます。

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