美し過ぎるトレーラー、キャンピングカーの存在を脅かす「Teardrop」
Teardropは、涙の雫のような形状のトレーラーで、キャンプやアウトドアにはもってこいの代物だ。
どんな乗り物にでもつけられるし、何処へでも行ける。トレーラーの中では、まるで家にいるかのように快適に過ごせる。ベッドもあるし、電源やコンロもついている。
Teardropはアメリカ合衆国、オレゴン州のニュージーンで、2009年に開発された。
製作者は、Teardropをこよなく愛するJon&sawyer Christanson兄弟だ。Jonは木工職人、sawyerは金属加工の職人だ。お互いに技術を補完し合い、非常に高品質な製品づくりを実現している。
「いいものをつくるためにはなんでもする」と彼らは口を揃えて言う。
Teardropを開発する元となったのは、彼らの幼い頃からの経験だ。
彼らはTeardropが大好きな両親の元で生まれ育った。両親は彼らが赤ん坊の頃に、1946 Cub Modernistic Teardrop を購入し、その後30年間アメリカ西部をくまなく旅した。旅の最中、Jonとsawyerは子供用テントで寝泊まりをしていた。
この経験から、彼らもTeardropとアウトドアが大好きになり、自ら開発するまでに至った。
JonとSawyerは「Teardrop Lifesyle」というコミュニティをつくり、世界中のTeardrop愛好家たちをつなげている。一緒にアウトドアを楽しんだり、キャンプをしたりと、Teardrop仲間が増える。JonとSawyerのwebサイトには、キャンプの様子を掲載するページがあり、愛好家たちは積極的に写真を載せて交流を楽しんでいる。
Teardropがあれば、キャンピングカーを持たずとも移動しながら暮らせそうだ。
また愛好家同士のつながりは、移動式の村をつくる可能性を孕んでいる。
ひとつの強烈なアイテムは、なにか革命を起こしそうなワクワクを感じさせる。
