世界の小さな住まい方

自分達のためのデザイン「mobile design studio」

YADOKARIプロフィールアイコン | 2014.9.10
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コロラド州、ロッキー山脈の標高1655mの高地にボルダーという都市があります。今回ご紹介するangrybovineというデザインコンサルタント会社のオフィスは、そんな自然豊かな土地にあります。

angrybovineは、グラフィックデザイナーであるJay Ferracaneによって設立されました。「誠実で客観的な思考」がモットーの彼ら。その理念はそのまま、彼らの働き方や、働く場所を選ぶ方法にも反映されています。元々使っていたオフィスの周辺環境、家賃、それから駐車場代に不満があったため、Jayは自宅近くにオフィスを移したいと考えていました。そしてそれは、1991年製のシルバーのアルミでできたトレーラーをオフィスに改装することで、実現したのです。

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コンサルタント業で柔軟さを培ったJayは、トレーラーをただのトレーラーとしてではなく、約27平米の移動可能なデザインスタジオとして考えるようになりました。しかもそのスタジオは、27平米とコンパクトなサイズでありながら、会議室1つと、ワークステーションを3つも備えています。

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当初の目的通り、このオフィスは現在Jayの家のドアからたった数メートルのところにあります。1930年代に作られた調理用のかまど、60年代の手回しラジオ、大きな作業台等々、古くても味があるものがたくさん。刺激的なインスピレーションに溢れたオフィスです。
Jayは、「デザイナーは皆、毎日クライアントのために何かを創っている。でも、皮肉めいているかもしれないけど、彼らは自分のワークスペースをデザインすることをおろそかにしている。デザインを生み出す場所を、デザインしていない。人のためのデザインも大事だけど、自分自身のためにデザインすることがもっと普通のことになってもいいと思うんだ。」と言います。

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「自分自身のためのデザイン」を実現したJay達。建築のスペシャリストではなかった彼らですが、全ての改装を自分たちの手で行ったので、その作業は試行錯誤の連続でした。アルミの表面の防水処理、電気の配線、間仕切りの造作…、全ての作業において、成功させるまでに少なくとも2回は試してみる必要がありました。
そんな出来事から、皆がこのオフィスのことを「twice」という愛称で呼んでいます。どれも素人が簡単にできる作業ではなさそうに聞こえますが、それをやってのけたJay達。仕事に対する真剣な姿勢と、デザインに対する情熱が感じられます。
「自分のために、働く環境をデザインする」当たり前のようでいて、なかなか簡単にできることではありませんが、こうやって実現したら、働くことがより楽しくなりそうです。

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http://www.designboom.com/

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YADOKARI「未来働き方会議」オープン!

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Writer YADOKARI

ミニマルライフ/多拠点居住/スモールハウス/モバイルハウスを通じ暮らし方の選択肢を増やし、「住」の視点から新たな豊かさを定義し発信します。暮らし方の選択肢を増やすことで、場所・時間・お金に縛られないライフスタイルを実現し、人生の満足度/幸福度を向上させます。

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