世界の小さな住まい方

都市ノマドのための変身するモバイルハウスが一堂に会した「TRUCK-A-TECTURE」

石井敦子プロフィールアイコン | 2014.9.17
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自分の家から遠く離れ、さまざまな国を巡っていると、「誰にも気兼ねせず、自分の家でのんびりと足を放り出して寛ぎたい…」という思いに駆られる。カタツムリのように家を背中に背負って移動できたらいいだろうなぁ、と。

そんなノマドたちの思いに応えるようなカタツムリの家ならぬ、モバイルハウスが一堂に会した展示会が米国のネブラスカ州のオマハで開催された。2014年6月27日から8月23日の約2か月間、NPOのカルチャーグループKANEKOが主催した展示会「TRUCK-A-TECTURE」だ。

昨今、需要の高まってきているモバイルリビングに応える設計の追求がコンセプト。そこに共鳴して、出展したのが、min | dayや、office of mobile design、などのアメリカを拠点に活躍しているデザインスタジオだ。

今回は、その展示会の模様を少し紹介しよう。展示されたのは、どれもトランスフォーマーのように変身するモバイルハウスばかりだ。長旅の最中、停留した地でさまざまな機械的技術を用いて居住部分を拡げて使用する。
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最初に紹介するのは、オマハとサンフランシスコを拠点に活躍するmin | dayが出展した、モンゴルのゲルを彷彿させるドーム型の大型テント「pneumad」。通常は空気を抜いて小さくたたんで、車の後ろに取りつけたカートに収納。カートに取り付けてある自動空気入れで、膨らませて使用できる。コンパクトなので車のサイズは選ばない。六角形を組み合わせてできたテントは、反面が乳白色と白、もう反面が透明と白色と色分けされており、設置する場所に応じて透明な窓から光が差し込むようになっている。

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ジェニファー・シーガルが考案したテイラー・ダントラックの背面に居住部分を統合させるアイデアを元に作られたoffice of mobile designの「aero-mobile」。トラックの背面に取り付けられたハサミ型のリフトシステムで居住部分が上に持ちあがるようになっている。両サイドはメタルで覆われ、前後は蛇腹のテント生地を拡げて使う。天井は透明のアクリルでできており、明り取りになっている。内蔵されたハシゴをつかって居住部分に登る仕組みだ。

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残念ながら、全てをここで紹介することはできないが、どれもワクワクするデザインだ。少し涼しくなってきた秋の日にこんな車で旅に出るのも楽しそうだ。

Via:
http://www.designboom.com/
http://thekaneko.org/
http://popupcity.net/
http://www.taylor-dunn.com/

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石井敦子プロフィールアイコン

Writer 石井敦子

世界の小さな住まい方ライター担当。

1970年東京生まれ、鎌倉育ち。幼少から未知の世界を求めて三輪車で近所を徘徊。米国への留学をきっかけに徘徊の規模が世界へと広がる。好奇心旺盛で、異文化への興味は特に強い。お呼びがかかれば、インドの結婚式にも馳せ参じるフットワークの軽さと、虫以外はなんでも食べる食欲がウリ。異国の住民目線の生活を好むため、旅の手段も現地人の家に転がり込む居候型。世界中で家族を増やす計画を実行中。鎌倉在住。好きな言葉「Nothing is useless(人生に無駄な経験なし)」

TW:@azkoishii
HP:Nomad Azko的世界放浪

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