フランス・アルザスの伝統が生きる“巣”「Nest」

こちらはSTUDIO1984によってフランス・アルザス地方の自然保護地区内に建設された「Nest(巣)」
その響きからはまさに鳥たちが作る巣、小枝や藁などを集められて作られたそれをイメージするが、あながち間違いではない。

この土地に生きる牧歌的で自然的なイメージを再現する為に使われているのは藁や木などの土地の物。必然的に環境への配慮がなされている。これは、この地方に伝わる伝統的な納屋に敬意を払い、更にその控えめで味のある魅力を復元し住居へと生かすという目的の元にデザインされたものだ。

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意外性等のインパクトは求めず、土地に伝わるシンプルな建築手法を最大限に活用した。古風で伝統的なスタイルと、建築の最新技術との融合を新たに模索・具現化をする事によって、生まれたわけである。

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この住居の修復は自然素材を用いるため容易であり、時間と共にじわじわと味を出し居住者を魅了していく。
フランス・アルザス地方の雄大な自然に育まれたワインを片手にソファに腰掛け、木と藁、葡萄の芳醇な香りに包まれながら過ごすフランスの牧草地での午後。うとうとと船でも漕げば、豊かな風が頬を撫で、目線の先には庭で歌う花々たち。自然溢れるアルザスで過ごす、穏やかな日々。その温もりに抱かれて、“自然体”なあなたを感じてみよう。

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Via:STUDIO 1984