世界の小さな住まい方

スカンジナビア郊外の景色を変えてゆく「Happycheap House」

前橋史子プロフィールアイコン | 2014.10.10
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スカンジナビア郊外に、Happycheapと呼ばれる一軒の家があります。これはスウェーデンの建築家、Tommy Carlssonによって建てられたものです。この家が建つ土地の風景は同じ様な木造プレハブ住宅が建ち並ぶ平凡な風景で、それは1970年代からずっと同じ街並みでした。
彼は独自に、このスカンジナビア郊外の景色を変えていくというプロジェクトを立ち上げました。

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そのプロジェクトの第一段階として作られたのが、このHappycheapという一つの住宅。Happycheapという名前から想像できるように、この家の最大の特徴はその価格です。自立力のパネル構造や、コストパフォーマンスが良い材料を選択することで、高いデザイン性を保ちながら日本円にしておよそ2000万円という低価格を実現しました。伝統だけにとらわれず、新しい素材を採用することで、合理的な家作りに成功したのです。

HappyCheap Prefab House
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新しい材料の一つであるコルゲートのスチールパネルで覆われたこの家は、一見、非常に現代的で無機質に見えるかもしれません。しかし、一歩家の中にはいるとその感想は一瞬で覆されます。内装の素材には合板が採用されていて、木のぬくもりを十分に感じられるようになっています。無垢の木ではなく合板を採用しているという点も、コストを低くおさえるポイントです。

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広々としたキッチン、ダイニング、リビングが1階にあり、2階には3つの個室があります。 家の形、天井、壁、階段の形を見ると、どれも角度がついていてなんだかヘンテコな感じ。しかしこれは、一般的な四角い家をちょっとひねっただけの、至って普通の家なのです。また、110平米ある床面積のうち半分は吹き抜けになっていて、将来的に住まい方が変わったら、床を広げることも可能です。住み手の意思で編集できる家というのも、この家の大きな魅力ですね。
このプロジェクトが街の景観をどのように変えていくのでしょうか?まだ計画は始まったばかりです。

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via:
http://www.wallpaper.com
http://www.archdaily.com

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前橋史子プロフィールアイコン

Writer 前橋史子

青森生まれ、神奈川在住。津軽弁と英語とちょっとだけ標準語が得意。デザインの仕事をする中で自分の生活がなんだかよくわからなくなったため、”豊かにくらす”ことの答えを見つけるべく、日々模索中。主婦業をしながら、地元の野菜を販売したり、珈琲を提供したり、写真を撮ったり、ものを書いたりする生活を送る。NYに住んでいた頃にはまったビールと珈琲が大好きで、夢はいろんな人に美味しい珈琲とビールを届けられる場所を創ること。

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