世界の小さな住まい方

見た目はレトロ、中身はモダン、時間の対比を楽しめる「a small alpine cabin」

佐藤英太プロフィールアイコン | 2014.11.9
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スイスの田舎にあるLe Biolley村は、約20名の居住者と22軒の建物しかないとても小さな村。
近くにある山脈の谷間でひっそりと伝統的農業を営んでおり、現在はほとんどの農業用建物が住居や別荘に改装されています。
かつては穀物倉庫だったこの建物は、家族向けの快適別荘にリノベーションされました。

この建物の床面積は約16坪で、3層構造の3LDKになっています。テラスにつながる入り口から2層目のリビングに入り、上に寝室、下に子供部屋とお風呂があります。
真ん中から入り上下に分かれるなんて、まるで秘密基地のようでワクワクしますね。

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バルコニーの腐った木は新しく取り替え、石の壁にはリビングルームの横幅いっぱいに窓を取り付けてあります。
窓からは、向かい合った山々や谷の景色を楽しめます。窓枠がないためくっきりと外の景色を望めます。

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この建物を設計したsavioz fabrizzi Architectes の仕事は「分析」をベースにしており、その土地の最も自然な状態、必要不可欠な要素を洗い出してから設計・施行にとりかかります。
Le Biolley の雰囲気を壊さないように、外見の変化は必要最小限に抑え、内装は全てカラマツで統一、かつシンプルなモダン仕様に。大胆な外身とシンプルな中身のコントラストを楽しめるようになっています。

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またバルコニーではなく、あえて2層目に窓を取り入れたところに、土地の特徴(傾斜地が多い)を活かしていることが伺えます。

いまある物を使って最大限楽しむこと。その行為には、こういった楽しみ方もあるのですね。
現在、日本の田舎にもたくさんの空き家があります。
楽しみ方さえわかってしまえば、素材だらけという見方もできますね。

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via:
smallhousebliss.com
www.sf-ar.ch

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YADOKARI「未来働き方会議」オープン!

佐藤英太プロフィールアイコン

Writer 佐藤英太

世界の小さな住まい方ライター担当。

新潟うまれ新潟育ち、お米とお酒が大好き。長野県松本市在住。ゲストハウスのヘルパースタッフ兼フリーライター。
ものづくり→森づくり→木工職人→農のある暮らしへと関心が移り今に至る。学部時代は「感性工学」に興味があり、心理学と情報処理を専攻していた。「考えること」が好き。「美しいもの」が好き。
キーワードは「農的暮らし」「旅」「表現」。
農的暮らしは、在り方として健全で、美しい。旅をしたいのは、美しいものを見たいから。自身の中にある「美しい」を余すところなく表現したい。今後は高知県に移住し、「農的暮らし」に挑戦する予定。日々の暮らしや感じていることをブログで発信している。

FB:佐藤 英太
HP:エータノート

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