世界の小さな住まい方

子ども時代の秘密の場所をもう一度、お家の中の隠れ家的ソファー「Orwell」

石井敦子プロフィールアイコン | 2014.11.21
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私たちは隠れ家が好きだ。人の目から隠れて密かに佇める場所に安らぎを覚えるからだろうか。たとえ大きな家を持ったとしても、心落ち着くのは家の片隅の狭いスペースだったりする。

某大手家具屋には子供用のテントが売っている。筆者の2歳になる甥は家にある小さなテントに自分のお気に入りのぬいぐるみたちを沢山入れている。彼の姿が見えないなと思うと、このテントのカーテンが閉まっている。彼は大好きなぬいぐるみたちと一緒に、暗いテントの中でなにをしているのだろう。
きっと彼にとってここは数少ないひとりきりになれる秘密基地のような空間で、自由な想像の世界に浸っているのかもしれない。

そんな自分だけのスペースを愛する人たちに今回ご紹介したいのが、こちらの四方を分厚いカーテンで閉じることができる隠れ家のようなソファーベッド「オーウェル」だ。

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「オーウェル」の名は、「1984」という近未来を描いた小説で有名な英国の作家ジョージ・オーウェルが由来だ。この小説からインスピレーションを受けたスペインのデザイン事務所ゴーラ・フィゲハが、家庭内ですら奪われる可能性のある親密さを取り戻す場所としてこの作品を発表した。

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大人一人が横になれるサイズのゆったりした深紅色のソファーは三方を囲われている。お昼寝にも最高なこのソファーベッドは、気分によって、分厚いキルティングのカーテンを下すこともできる。

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このソファーに座るだけできっと包まれるような安心感を覚えるだろう。のびのびと横になれる広さがあるから、安心感から眠くなっても大丈夫。恋人と一緒に坐ればより一層親密な気分が高まるかもしれない。カーテンを下せば外の音もシャットアウトされるので、静かで濃密な二人っきりの時を過ごせるだろう。

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そんなソファーが家にあったらと思ってしまった方、残念ながらこちらのソファーは非売品らしい。それでもさまざまなインスピレーションを与えてくれる素敵な家具であることは間違いない。

Via:
goulafiguera.com
ja.wikipedia.org
fubiz.net
designboom.com
6sqft.com
hiconsumption.com

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石井敦子プロフィールアイコン

Writer 石井敦子

世界の小さな住まい方ライター担当。

1970年東京生まれ、鎌倉育ち。幼少から未知の世界を求めて三輪車で近所を徘徊。米国への留学をきっかけに徘徊の規模が世界へと広がる。好奇心旺盛で、異文化への興味は特に強い。お呼びがかかれば、インドの結婚式にも馳せ参じるフットワークの軽さと、虫以外はなんでも食べる食欲がウリ。異国の住民目線の生活を好むため、旅の手段も現地人の家に転がり込む居候型。世界中で家族を増やす計画を実行中。鎌倉在住。好きな言葉「Nothing is useless(人生に無駄な経験なし)」

TW:@azkoishii
HP:Nomad Azko的世界放浪

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