世界の小さな住まい方

「声」はデザインによって「住まい」になる。重箱のようなお家「CIPEA #4」

佐藤英太プロフィールアイコン | 2014.12.8
  • facebookでシェア
  • ツイート

10361258_871545952878910_3566699428344412869_n中国の南京、とある森の中に、真っ白で巨大な直方体がある。立方体を4段重ねにした重箱のような構造をしていて、1階のリビングスペースをはじめとした各フロアは、周りの木々にそっと包まれている。屋上にはプール付きのウッドデッキがあり、360°のパノラマ景色を望むことができる。

CIPEA#3
CIPEA#4建物の名は「CIPEA #4」、建築家のZhang Leiによって2008年に設計された。彼の経歴を見ていくと、この建物にはこれからの建築や暮らし方に対するメッセージが込められているように感じてくる。

CIPEA#6彼は2001年より、建築事務所「Atelier ZangLei」をスタートさせた。以来10年以上コツコツと努力を重ね、今では中国の建築界を牽引する存在となった。

彼の建築は中国のみならず、世界中にも影響を与えている。
2009年にはBSI Swiss Architectural Awardの候補として残り、Icon Magazineという雑誌では、「未来の暮らし方や働き方を変える20人の建築家」のうちの1人として紹介された。BSIは、現代建築の発展に寄与したものを表彰するもので、Icon Magazineは、毎月ホットな建築家・デザイナーを取材し、紹介するものだ。彼はその後、数々の賞を獲得することになる。

特にIcon Magazineは、今日の建築およびデザイン事情を正確に伝え、「読者に未来を想像させる」ことに重きを置いている。

CIPEA#5
CIPEA#2コンクリートでつくられた外壁が真っ白であることや独特な曲線を描いていることは何を意味するのか。このロケーションに重箱のようなデザインを組み合わせたことはなにを表現しているのか。心の耳を澄ますことで、彼の内なる声が聞こえてくるのだろうか。

もしあなたがCIPEA#4で一時を過ごしたら、ちょっと先の未来が見えてくるかもしれない。

Via:
ignant.de
BSI Swiss Architectural Award
Icon Magazine

  • facebookでシェア
  • ツイート

YADOKARI「未来働き方会議」オープン!

佐藤英太プロフィールアイコン

Writer 佐藤英太

世界の小さな住まい方ライター担当。

新潟うまれ新潟育ち、お米とお酒が大好き。長野県松本市在住。ゲストハウスのヘルパースタッフ兼フリーライター。
ものづくり→森づくり→木工職人→農のある暮らしへと関心が移り今に至る。学部時代は「感性工学」に興味があり、心理学と情報処理を専攻していた。「考えること」が好き。「美しいもの」が好き。
キーワードは「農的暮らし」「旅」「表現」。
農的暮らしは、在り方として健全で、美しい。旅をしたいのは、美しいものを見たいから。自身の中にある「美しい」を余すところなく表現したい。今後は高知県に移住し、「農的暮らし」に挑戦する予定。日々の暮らしや感じていることをブログで発信している。

FB:佐藤 英太
HP:エータノート

佐藤英太の執筆記事一覧 »

▼「未来住まい方会議 by YADOKARI」の購読はFacebookが便利です。