世界の小さな住まい方

聞こえてくるのは一家団欒の温かい笑い声、小さな平屋「Berkeley Pad」

石井敦子プロフィールアイコン | 2014.12.9
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家族を持ったら、次に叶えたい夢は一家団欒ができる暖かな家を建てることではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、アメリカの西海岸カリフォルニアのバークレーに住むブルースとナンシー夫妻の住む、「Berkeley Pad」です。ふたりは仕事やアウトドアなどの多岐に渡る趣味で毎日多忙です。生き生きとした魅力ある生活を送っているふたりには育ちざかりの娘がいます。彼らの家には親戚や友人たちが定期的に訪ねてくるのでいつも賑やかです。

彼らの住まいの裏庭には相続した乳牛用の納屋がありました。納屋は横に広いスペースのあるものでしたが、トタン屋根や扉は落ちかけて、土台の岩盤のせいで辛うじて物置小屋として成り立っているようなものでした。

ある日、おじいちゃんとおばあちゃんが休暇を利用してふたりの家を訪ねたとき、手違いでふたりの住む町の反対側に宿を取ってしまったことがありました。その時とても不便な思いをしたので、ふたりは今住んでいる家とその納屋をつなげば広い家になると考えました。

地域の計画規制や北側に住む住人のビニールハウスの日照権への配慮もあり、この改築には高さが制限されていたので、少し困難なものになりました。そんな背景から、家は平屋の一階建てになりました。

庭は芝生とコンクリ部分が曲線で分けられ、奥行きが感じられます。同様に庭に置かれた花壇も曲線を描き、そこに植えられた木々や禅を思わせるような石のオブジェは子供の恰好の遊び場となっています。

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別玄関から入れるワークショップスペースと、広いリビング兼娯楽スペース、大きなベッドルーム、ウォークインクローゼットとバスルームからなる居住スペースに分けられました。屋内は白を基調にしたインテリアはすっきりとして明るく広がりを感じさせます。リビングと寝室の間にある大きな木製の引き戸は部屋の印象を温かく柔らかくしています。

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ベッドルームには壁面組み込み式の本棚が設けられ、その前には机を置き、書斎として使っています。バスルームやウォークインクローゼットなどの収納も大きくとられ、とても機能的な家になりました。

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総面積は約44.59㎡で、ガスロックストーブたった一台で全室が温まるほど暖房効率の良い家です。居住スペース以外に、カヤック、バイク、庭仕事用の道具などを収納できる約15㎡の納戸もあります。

一層人が集まりやすくなったBerkeley Padからは今日も幸せな笑い声が聞こえてきそうです。

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Via:
smallhouseswoon.com
newavenuehomes.com

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石井敦子プロフィールアイコン

Writer 石井敦子

世界の小さな住まい方ライター担当。

1970年東京生まれ、鎌倉育ち。幼少から未知の世界を求めて三輪車で近所を徘徊。米国への留学をきっかけに徘徊の規模が世界へと広がる。好奇心旺盛で、異文化への興味は特に強い。お呼びがかかれば、インドの結婚式にも馳せ参じるフットワークの軽さと、虫以外はなんでも食べる食欲がウリ。異国の住民目線の生活を好むため、旅の手段も現地人の家に転がり込む居候型。世界中で家族を増やす計画を実行中。鎌倉在住。好きな言葉「Nothing is useless(人生に無駄な経験なし)」

TW:@azkoishii
HP:Nomad Azko的世界放浪

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