世界の小さな住まい方

受信と返信。かつてのパリに何を見る?「Flying Houses」

佐藤英太プロフィールアイコン | 2014.12.17
  • facebookでシェア
  • ツイート

dezeen_Flying-Houses-by-Laurent-Chéhère_ss_2
いったい、これはなんだろう。部屋の中が燃えているお家、トレーラー、サーカスのテント、あらゆるものが浮いている。いつか来る未来だろうか。

dezeen_Flying-Houses-by-Laurent-Chéhère_ss_1dezeen_Flying-Houses-by-Laurent-Chéhère_ss_3 名称未設定これはフランス出身のフォトグラファーLaurent Chehere の作品、“Flying Houses”シリーズの一部だ。

Flying Housesは2007年にスタートし、以来、世界中で展示されている。2012にはパリでの展示もされた。パリの建築を、非常にファンタジックなかたちで表現している作品だ。
この作品はまず建物のかたちを描き、それから屋根、壁、窓、模様、人さえも画像編集で組み合わせている。いわゆるモンタージュだ。

パリは建築的にすばらしい街だが、彼はこの作品で“上昇”を表現しようと心がけている。読んで字のごとく物理的な上昇なのか、それともなにか暗喩的な意味が込められているのか。建物の中や屋上にいる人たちには見えているのかもしれない。

dezeen_Flying-Houses-by-Laurent-Chéhère_ss_5彼はこう語っている。

“私はこの名もなき家たちが、彼らの物語をつたえる一助となるように心がけているよ。”

建築に富んでいる街にも関わらず「名もなき家たち」とはどういうことだろうか。彼は、放浪者に関心があった。アフリカから移住し、トレーラーに身を潜めて警察の目をかいくぐっている放浪者にだ。夜も落ち着いて眠れない家に住み、郊外でひっそりと暮らすような。

dezeen_Flying-Houses-by-Laurent-Chéhère_ss_4かつてのパリからインスピレーションを受け、またかつてのパリにどんなメッセージを送っているのか。“Flying House”は今なお世界中を飛びまわっている。

Via:
laurentchehere.com
slate.com
ignant.de

  • facebookでシェア
  • ツイート

YADOKARI「未来働き方会議」オープン!

佐藤英太プロフィールアイコン

Writer 佐藤英太

世界の小さな住まい方ライター担当。

新潟うまれ新潟育ち、お米とお酒が大好き。長野県松本市在住。ゲストハウスのヘルパースタッフ兼フリーライター。
ものづくり→森づくり→木工職人→農のある暮らしへと関心が移り今に至る。学部時代は「感性工学」に興味があり、心理学と情報処理を専攻していた。「考えること」が好き。「美しいもの」が好き。
キーワードは「農的暮らし」「旅」「表現」。
農的暮らしは、在り方として健全で、美しい。旅をしたいのは、美しいものを見たいから。自身の中にある「美しい」を余すところなく表現したい。今後は高知県に移住し、「農的暮らし」に挑戦する予定。日々の暮らしや感じていることをブログで発信している。

FB:佐藤 英太
HP:エータノート

佐藤英太の執筆記事一覧 »

▼「未来住まい方会議 by YADOKARI」の購読はFacebookが便利です。