世界の小さな住まい方

スノーボーダーが森に建てた、仲間の集う小さなキャビン「Tim and Hannah’s DIY Micro Cabin」

YADOKARIプロフィールアイコン | 2014.12.17
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今日ご紹介するのはK2のプロスノーボーダーであるTim Eddyさん、そしてHannah Fullerさんの二人がカリフォルニア州タホの森の中に建てた、約18㎡の小さなキャビン。一枚ずつ貼ったというウッドシングル葺きをベースに、所々ミントグリーンに塗られた古材やトタンの波板がパッチワークみたいに組み合わされた、楽しい外観の家です。


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船大工の父が建てた家に育ったHannahさんにとって、自分たちが暮らす家をDIYで建てるという選択はごく自然なことでした。一方でDIYの経験はほぼゼロのTimさん。できるだけお金をかけず、無料で譲り受けた資材を中心に、規格外の格安品や材木置場の廃材などを利用して、友人たちの協力のもと設計図なしにこの可愛らしい家を完成させました。

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一歩室内に入ると、天井から壁、床にいたるまで杉材がふんだんに使用され、森に建つ小屋らしい素朴さに癒されます。18㎡という狭さゆえ置ける物や収納にも限りがありますが、ダイニングテーブルはIkeaの拡張式テーブルを使用し、普段は畳んで壁際に配置。折りたたみ式の椅子は壁のフックに引っかけてタテの空間を有効活用、ボードのブーツもストーブ近くのフックにかけて干して収納するなど、安易に収納を作らないことで貴重なスペースも予算も削ることができました。

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料理好きな二人の調理は主に薪ストーブの前で。シンクは業務用の物、コンロはアウトドア用のグリル、電気が通っていないので冷蔵庫はもちろんありませんが、強力な保冷力を誇るYETIのクーラーボックスがあれば問題ありません。保冷用の氷は冬なら外で簡単に調達が可能です。家の照明にはオイルランタンや小さなソーラーパネルで発電したLEDライトなどを使用。携帯やバッテリー類の充電もこのソーラーパネルで賄えるそうです。

ここまでは小さな住まい愛好者の方なら想定の範囲内と思われますが、この家にはひとつ問題が…なんと冬の間、ストーブで溶かした雪を使って外でシャワーをするというのです!将来的には同じ敷地内にもう少しだけ大きな家を建てる予定があるそうなので、この問題が近々解消されることを願うばかりです。

プロのスノーボーダーというのは、極めてシンプルでミニマルな職業かもしれません。愛用の板が一枚あれば、世界中のあらゆるゲレンデやバックカントリーが仕事場になります。ご機嫌をうかがうのは上司の顔色ではなく今日の山の天気。スノーボード界のレジェンド、マイク・バシッチも豪勢な家を離れてタホにDIYで建てた小さな石造りの家に住んでいますが、常に一枚の板で自然と繋がり対峙している彼らだからこそ、人生で必要な物は本当はとても少ないということを誰よりも深く理解しているのでしょう。

さあ、あなたも今年の冬はスマホと日常の喧騒から少し離れて、早朝のパウダーと戯れに雪山へ出かけてみませんか?
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(文=伊藤愛)

Via:apartmenttherapy.com

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Writer YADOKARI

ミニマルライフ/多拠点居住/スモールハウス/モバイルハウスを通じ暮らし方の選択肢を増やし、「住」の視点から新たな豊かさを定義し発信します。暮らし方の選択肢を増やすことで、場所・時間・お金に縛られないライフスタイルを実現し、人生の満足度/幸福度を向上させます。

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