世界の小さな住まい方

貯蔵庫のサイロが別荘に大変身「Monte-Silo House」

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サイロというと、家畜の飼料や穀物を貯蔵する、主に円筒状の大きなタンクを思い出す。そんな、農業を営む人たちには欠かせないサイロが、アメリカではちょっと変わった形で利用されているのだ。今回ご紹介するのはその1つである、アメリカ ユタ州の「Monte-Silo House」だ。

Monte-Silo House は、ユタ州を中心に活躍する gigaplex ARCHITECTS が2006年に手がけた建物だ。「家族や友人達とゆったりした時間を過ごせる別荘を」という依頼主の要望から、gigaplex ARCHITECTS がサイロを利用した建物を設計建築したのだ。大小2つのサイロをつなげて建てられた Monte-Silo House は、サイロとは思えないほどモダンな仕上がりになっている。

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外壁がメタル素材なので、夏は暑く冬は寒くなってしまうのではないかと思われるだろうが、意外にも、夏は涼しく冬は暖かく過ごせるそう。それに加え、南向きに建っている為、日当たりも良く、そのお陰で太陽熱を最大限に利用できる建物なのだ。
更に、サイロの特徴でもある円筒の形状を有効活用し、どの窓からも外の自然が見えるように工夫されているので、ユタ州の大自然を余すところなく満喫できるだろう。

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特徴的なのは外観だけではなく、内観にも言えることだ。太陽熱ではまかなえない暖房は、床全体に備え付けられた電気ヒーター式の床暖房で補っている。これならユタ州の長く厳しい冬も耐えられそうだ。
キッチン、バスルーム、ベッドルームなどの各部屋も、サイロの筒型に沿うように計算されて建てられている上に、外壁とは対照的に、温かみのある木材で統一されている。

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そして、「Bed in a Box」と呼ばれる、来客用のベッドルームが面白い。くり抜いた壁にベッドをすっぽり入れた、カプセルホテルのような作りのベッドルームだ。このベッドルーム一つ一つに、ステレオスピーカーとフラットスクリーンのモニターが取り付けられているので、ベッドでごろごろしながらテレビや映画を鑑賞できるのは嬉しい。

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Monte-Silo House は、別荘として、短期の滞在だけでは勿体無いほどの作りになっている。持ち主だけではなく、滞在中の家族や友人達が長期間くつろげる空間がここにあるからだ。これなら、少し休暇を延長しても長く滞在したい場所に違いない。

Via:
dornob.com
freshome.com
gigaplexdesign.com

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Writer アプティグラフト佳菜

アメリカ在住。現在、アメリカの大学にてジャーナリズムを専攻し、学位取得を目指す。普段大学では、社会問題や法律に関係した記事を中心に執筆。

アメリカに移住してからというもの、アンティーク&ヴィンテージのグラスウェアや小物の収集に明け暮れ、他にも、時間が出来ると布小物を製作したり、写真撮影をしたりと、あちこちに手を広げては時間が足りないのが悩み。

将来は、とにかく日本語と英語でどんな記事でも書けるマルチなジャーナリストになれるよう、日々修行中。

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