世界の小さな住まい方

家族の夢を乗せた小さなボートハウス「DIANNE’S ROSE」

YADOKARIプロフィールアイコン | 2015.2.22
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Roy Scheyerの趣味はセイリング。ヨット(小型の帆船)を操り水上にいるときが至福の時。男のロマン、というべきその趣味が家族のものになるとは夢にも思っていなかった。「そのとき」が来るまでは……。


彼の妻は以前からRoyのビーチボートセイリングに付き添い、楽しむことはあった。しかしスポーツ要素が強いために、ごく限られた時のみだった。
「もう少し快適なボートだったら私ももっと一緒にでかけられるのに。」
もともと彼はセイリングを楽しむだけでなくボートを作ることも趣味で、様々なボートをデザインし、制作してきた。この一言がきっかけとなりRoyは彼女の願いをかなえるべくボートのスケッチを描く。

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彼の趣味と妻の両方の希望をかなえるボート。大きいボートは必要ない。小さなボートなら停泊場所を選ばず小回りが利くし、持ち運びも容易だ。大切なのは、雨風をしのげ、強い日差しを遮り、水陸両方の生活に対応できるような臨機応変さと安心感。
実際にこのボートが完成するまでにはRoyの仕事環境などにより4年の年月が流れる。

ボートを見てみると、普通の釣り船かのような印象を受けるが、屋根に工夫がある。カーブした屋根は風の抵抗を減らし、安定性を確保してくれるのだ。

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中に入ると両サイドがベンチになっていて大人が12人は座れるようになっている。
奥には小さなシンク。水は床下にポータブルなタンクが設置されている。小さな冷蔵庫も床下にしつらえてあるので夏でも食料の保存に困らない。料理はポータブルなプロパンガスクッカー。天気が良ければ岸辺に持だしてバーベキューもできる。

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夜になればベンチ下にしまわれていたベッドが姿を現す。このベッドは古いテーブルをリサイクルしたもの。大きさはクイーンサイズよりも大きく、とてもゆとりがある。そして彼らの息子が一緒の時にはハンモックを吊るすスペースも確保されている。
寝袋を持参すればあと二人は泊まれるスペースがあるそうだ。そして友人がテントを持って訪ねればデッキの上にテントを張ることも可能である。

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後方デッキは大人2人が座れるほどのスペース。夏にデビューしたこのボート、現在は、ポータブルなハンドメイドのウッドストーブがあるので、冬でも快適だそうだ。

彼のブログによると初めての夜は様々な思いに胸がいっぱいになってあまり眠れなかったそうだ。対して妻は安心感に包まれてぐっすりと眠れたらしい。なんともほほえましいエピソードである。
こうして家族の願いが花開いた小さなボート。名前は彼の妻の名前から名づけられた「DANNE’S ROSE」
カナダの豊かな自然な中で今日も波間をたゆたっていることだろう。

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(文=加藤聖子)

Via:
roydesignedthat.com
duckworksmagazine.com

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Writer YADOKARI

ミニマルライフ/多拠点居住/スモールハウス/モバイルハウスを通じ暮らし方の選択肢を増やし、「住」の視点から新たな豊かさを定義し発信します。暮らし方の選択肢を増やすことで、場所・時間・お金に縛られないライフスタイルを実現し、人生の満足度/幸福度を向上させます。

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