世界の小さな住まい方

クリエイティブな発想を誘発するドームハウス「The dome home」

YADOKARIプロフィールアイコン | 2015.2.14
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中国広東省仏山市高明区にある小さな村、ライチガーデンに建てられたThe dome homeはイギリスの家具デザイン会社Timothy Oultonのデザイナーのために作られたドームハウスである。


緑豊かな木々の中を歩いていくと螺旋状のエントランスに導かれて中央のドーム状の建物にたどりつく。意匠は自然を壊さないように、周りの環境と調和するように考えられた独特のドーム状のデザインになっている。
建設には一年ほどかかり、現地の人との文化、建築工法の違いから生じる戸惑いもあったようだ。インタビューを受けた施工スタッフは「中国では普通はしない工法で、完成までにとても苦労した。」と語っている。

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ドームハウスの建設にはリサイクル材を使用し、ドイツのエコロジーハウスの手法を取り入れ、ヨーロッパから輸入された3重構造の断熱材が施されている。気密性を高めることにより、家を暖めたり冷やすのに必要な電力が、電気ポットを使うときの電力相当で済んでしまうほど。省エネルギーで環境にも配慮されているのである。

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中央の螺旋階段を支えるパネルはロフトと家全体を支える柱の役割をも担う。おかげで必要以上に壁を作る必要がなく、開かれたワンフロアのデザインは開放的だ。ロフトから見下ろすとよくわかるのが、家と家具である。ソファーも家のカーブに合わせて、ゆるくカーブしているのだ。さすが家具の会社がデザインしただけある。
ロフト部分にはデスクが置かれ、デザイナーの個人的な作業スペースとして利用できるようになっている。

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ドームホーム建築後の発表セレモニーでは中国スタイルの獅子舞が地元の人々により披露され、多くの村人がその建物を訪れて祝った。

この建物には「心を解き放ち、自由な発想を生み出す。」という会社理念のとおりに、型にとらわれず柔軟な様子が見てとれる。
異文化の刺激を受けつつ、静かな、自然豊かな場所でリラックスし、クリエイティブな空間でデザインに従事する。デザイナーにとって、何とも贅沢な環境ではないだろうか。
ヨーロッパと東洋の文化の混ざり合った渦の中心であるこの円形のドームからは、今日も新たなデザインが世界に向けて発信されているのである。

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Via:homeadore.com

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YADOKARI「未来働き方会議」オープン!

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Writer YADOKARI

ミニマルライフ/多拠点居住/スモールハウス/モバイルハウスを通じ暮らし方の選択肢を増やし、「住」の視点から新たな豊かさを定義し発信します。暮らし方の選択肢を増やすことで、場所・時間・お金に縛られないライフスタイルを実現し、人生の満足度/幸福度を向上させます。

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