大きく豊かな暮らしのための、ビーチのほとりの小さい家「Sled House」

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ニュージーランドのビーチに建っている1軒の家。

5人家族が住むこの家の面積は、たったの40㎡。40㎡と言えば、日本では一般的に2LDKの間取りがとられ、2人暮らしがちょうどいいくらいの大きさだ。
しかし、彼らにとって40㎡は、ちょうどいいぴったりの大きさだそう。そう思える秘密は、とても大きな開口部と、家の周りに広がるビーチにあるという。

どんな秘密が隠されているのだろうか。

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写真を見ればわかるように、この家は外に思いっきり開いている。床から天井近くまでの高さの大きな窓をあけると、まるでリビングが外まで続いているような感覚に陥る。この家に住む家族は、ビーチを自分たちのリビングのように捉え、のびのびと生活しているという。

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また、このような開口部は、リビングだけについているのではない。バスルームでさえも、外に続く大きなスライドドアを有していて、晴れた日には露天風呂のような感覚でシャワーを浴びることだってできる。この家は、家の中の全てのものが、外と繋がるようにデザインされている。

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夜に眠るときなどプライベート空間を確保したい時には、もちろん全ての木製のシャッターを閉めることができる。全て閉めると、まるで1つの箱のようになり、まるでビーチに建つシェルターのよう。また、このシャッターは昼間はオーニングのような役目を果たしており、家の中に適度な日陰をつくる。そのおかげで、日差しが強い日中も、快適にすごすことができるだろう。

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外見が印象的なこの住居だが、一番の特徴は、この家が移動ができる小さな空間、つまりモバイルハウスだということだ。この家が建つ土地は、沿岸の侵食地帯。法律で、簡単に動かせるものしか建てたり置いたりしてはいけないときまっているため、簡単に動かせるようなモバイルハウスを作る必要があったという。周りの環境を取り込みながら暮らすことができ、環境に応じていつでも動かすことのできるこの家は、まさに環境共生住宅といえるのかもしれない。

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