世界の小さな住まい方

大きく豊かな暮らしのための、ビーチのほとりの小さい家「Sled House」

前橋史子プロフィールアイコン | 2015.3.2
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ニュージーランドのビーチに建っている1軒の家。この家の面積は、たったの40㎡です。40㎡と言えば、日本では一般的に2LDKの間取りがとられ、2人暮らしがちょうどいいくらいでしょうか。しかし、ここに住むのは5人家族。しかも彼らにとって40㎡は、ちょうどいいぴったりの大きさです。その秘密は、とても大きな開口部と、家の周りに広がるビーチにありました。

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写真を見ればわかるように、この家は外に思いっきり開いています。床から天井近くまでの高さの大きな窓をあけると、まるでリビングが外まで続いているような感覚に陥ります。この家に住む家族は、ビーチを自分たちのリビングのように捉え、のびのびと生活しているのです。

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また、このような開口部は、リビングだけについているのではありません。バスルームでさえも、外に続く大きなスライドドアを有していて、晴れた日には露天風呂のような感覚でシャワーを浴びることだってできるのです。この家は、家の中の全てのものが、外と繋がるようにデザインされています。

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夜に眠るときは、全ての木製のシャッターを閉めることができます。シャッターを全て閉めると、まるで1つの箱のようになり、まるでビーチに建つシェルターのようです。また、このシャッターは昼間はオーニングのような役目を果たしていて、家の中に適度な日陰をつくります。そのおかげで、日差しが強い日中も、快適にすごすことができるでしょう。

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外見が印象的なこの住居ですが、一番の特徴は、この家がモバイルハウスだということです。この家が建つ土地は、沿岸の侵食地帯。法律で、簡単に動かせるものしか建てたり置いたりしてはいけないときまっているため、簡単に動かせるようなモバイルハウスを作る必要がありました。周りの環境を取り込みながら暮らすことができ、環境に応じていつでも動かすことのできるこの家は、まさに環境共生住宅といえるのかもしれません。

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Via:
apartmenttherapy.com
123inspiration.com
archdaily.com

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前橋史子プロフィールアイコン

Writer 前橋史子

青森生まれ、神奈川在住。津軽弁と英語とちょっとだけ標準語が得意。デザインの仕事をする中で自分の生活がなんだかよくわからなくなったため、”豊かにくらす”ことの答えを見つけるべく、日々模索中。主婦業をしながら、地元の野菜を販売したり、珈琲を提供したり、写真を撮ったり、ものを書いたりする生活を送る。NYに住んでいた頃にはまったビールと珈琲が大好きで、夢はいろんな人に美味しい珈琲とビールを届けられる場所を創ること。

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