世界の小さな住まい方

外壁に桜の森が映るカフェ「Mirrors」

佐藤英太プロフィールアイコン | 2015.3.29
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14-mirrors-cafe-in-gifu-by-bandesignむむっ。桜が咲いているが、なんだか歪んでいる。ああ、鏡か。えっ?なぜこんなところに大きな鏡があるんだ?

この鏡の正体は、岐阜県にあるカフェの外壁。外壁一面が鏡になっていて、建物周辺にある桜を映し出している。ここは春になると、桜の見物に多くのひとが訪れる。
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建物は2棟あり、外壁同士は角度が付けられて隣り合っている。外から見ると、外壁に桜の森が広がっているように見える。周りの景観を実に巧妙に使ったデザインは、株式会社bandesignの伴尚憲さんの手によって生まれた。

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隣り合う鏡の間には白い砂利が敷き詰められ、中央にはカメリアの木が一株植えられている。砂利は周りの印象をより明るくし、またカメリアの木や桜の森を際立たせる。

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カメリアは冬が去ったあと、桜が咲く前に花をひらく。ちょうど、このカフェが桜の森に包まれるタイミングを知らせてくれる。暦を見ずともわかるこの仕掛けからは、街中にいながら自然との関わりを感じさせてくれる。

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bandesignのHPでは「建築は長く存続するため、そこに対して誠実に向き合うことが最も重要だ」ということが語られている。長く存続するということは、周りと関わり合うことは避けられない。「反射する」という答えを導きだしたのは、それ故の結果だろうか。そこには桜の森が現れた。

もしあなたが鏡を身に纏ったら、そこにはどんな森が現れるだろう?

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Via:
urdesign.it

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YADOKARI「未来働き方会議」オープン!

佐藤英太プロフィールアイコン

Writer 佐藤英太

世界の小さな住まい方ライター担当。

新潟うまれ新潟育ち、お米とお酒が大好き。長野県松本市在住。ゲストハウスのヘルパースタッフ兼フリーライター。
ものづくり→森づくり→木工職人→農のある暮らしへと関心が移り今に至る。学部時代は「感性工学」に興味があり、心理学と情報処理を専攻していた。「考えること」が好き。「美しいもの」が好き。
キーワードは「農的暮らし」「旅」「表現」。
農的暮らしは、在り方として健全で、美しい。旅をしたいのは、美しいものを見たいから。自身の中にある「美しい」を余すところなく表現したい。今後は高知県に移住し、「農的暮らし」に挑戦する予定。日々の暮らしや感じていることをブログで発信している。

FB:佐藤 英太
HP:エータノート

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