世界の小さな住まい方

コンテナアパートを利用した地域活性プロジェクト「The Ayalim Village at Sderot」

YADOKARIプロフィールアイコン | 2015.3.22
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イスラエルのSderotという村はイスラエル南部に位置し、ガザから近いためガザ紛争では報道陣の拠点となった場所である。
一般人が住むには危険だと思われる地区なのだが、現在この地域を復興させるためのプロジェクトが進んでいる。Aylim associationによる地域復興プロジェクトThe Ayalim Villageである。

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このプロジェクトで13番目になる建物は、小学校の跡地にシップコンテナを再利用したものが建てられた。賃貸費用は住人の学生によるボランティアワークによって支払われる仕組みになっている。

2014~2015年度にかけ、86人の生徒が36ユニットのコンテナアパート(1コンテナにつき3ベッド)に入居し活動中、2015~2016年度は200人が入居予定で、127ユニットの建設が予定されている。およそ300人の若い学生たちによる、各々週10時間の労働力が生み出す費用は、このプロジェクトの貴重な収入源である。

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この学生アパートを見てみるとデザインはシンプルで清潔感にあふれ、明るい雰囲気だ。中庭には芝生があり、木が植えられている。ベランダで過ごす時間も気持ちがいいだろう。

シップコンテナを使うと、従来の家よりもコストや建築時間が削減できる利点のほかに、政府からの許可も取りやすいという。このアパートは建築構想からわずか4か月後には許可が下り、建築に取りかかることができたそうだ。

ここでの学生たちは、ただの働き手、というだけではない。その村の子供たちと積極的に交流し、子供たちの良い手本となることが期待されている。この地域では多くの子供たちが不安定な環境下にある。経済的な理由、精神的な理由などにより、学校へ行けない子供も多いという。
そんな厳しい状況下でも、学生たちと触れ合うことで刺激を受け、学校に戻りたいと思う子供が増えて欲しい、という願いがこのプロジェクトにはある。

「襲撃を知らせるサイレンが鳴って、シェルターに駆け込むときには、恐怖を感じることはもちろんある。しかしこの村にとどまり、地域を再生していくことは、他の何よりも大事なことなんだ。」
とAyalim Associationのメンバーは言う。
このプロジェクトが将来への希望と道しるべとなり、イスラエルの若い世代を支えていくことを願ってやまない。

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(文=加藤聖子)

Via:
israel21c.org
ayalim.org

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YADOKARI「未来働き方会議」オープン!

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Writer YADOKARI

ミニマルライフ/多拠点居住/スモールハウス/モバイルハウスを通じ暮らし方の選択肢を増やし、「住」の視点から新たな豊かさを定義し発信します。暮らし方の選択肢を増やすことで、場所・時間・お金に縛られないライフスタイルを実現し、人生の満足度/幸福度を向上させます。

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