世界の小さな住まい方

小屋のトンネルを抜けて手に入れる、ノルウェーの絶景「Tubakura Mountain Hub/OPA FORM」

YADOKARIプロフィールアイコン | 2015.3.20
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ノルウェーの建築学生による小さな小屋は入り口のデザインが特徴的。遊び心のあるデザインは、子供の心だけでなく大人の心も捉えて離さないだろう。


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身をかがめ、もしくは四つん這いになって、子供の背の高さほどの入り口に吸い込まれるように入り、小さなドアを開ける。屋内の窓から見渡す先には街が広がっている。この小屋は山の斜面ぎりぎりのところに建てられているために、窓からの視界を遮るものがない。その景色を見ていると、まるで空中に飛び出したかのような気分になる。

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小屋自体は14㎡と小さい。テントとキャビンとの中間くらいの大きさである。小屋の中には段差があり、大人が腰かけたり、寝袋を使えば、寝ることも可能なスペースになっている。はしごがついたベッドスペースもあるが、電気設備はなく、ログストーブが部屋を暖める。

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この小屋は95%が木でできていて、断熱材には吸湿性の良い木製ファイバーが使われ、小屋全体が湿度をコントロールしてくれる。黒く見える外壁部には、「焼杉」という日本の伝統的な木材処理方法が施されている。この黒い色は木材に焼き処理を行ったためで、表面が炭化することにより、耐候性、耐久性が増すのである。

入り口部分は薄いパイン材の板をお湯であたため、亀裂を防ぎながら曲げる手法がとられた。特に明記されていないが、まげわっぱで使う技法と同じである。パイン材を漬けるための容器は6mもの長さが必要だったという。

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山の斜面側には小さなキャンプスペースがあり、そこでキャンプファイヤーが楽しめるようになっている。ノルウェーではこういったアウトドアの山小屋は無料なところが多いのだそうだ。

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この小屋は宿泊施設としての機能だけではなく、近隣に住む子供たちがハイキングに来た時の休憩所的な役割も担う。突発的な悪天候の時、雨宿りなどにも利用できるのが心強い。

小さな子供がいて普段遠くに行けない親たちとってもこのようなところが町から近くにあると気軽に利用しやすい。子供たちにとってはこの小屋でのアウトドア体験は忘れがたい思い出になるに違いない。

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(文=加藤聖子)

Via:archdaily.com

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Writer YADOKARI

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