世界の小さな住まい方

暮らすことでメッセージを、社会への疑問から生まれた植物のお家「Egg house」

佐藤英太プロフィールアイコン | 2015.4.1
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中国の湖南省出身のDai Haifei(24歳)が製作した「Egg house」は主に植物でできている。構造材として竹を使い、芝の種が入った手のひらほどの大きさの袋を、外側にところ狭しと敷き詰めて覆っている。

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これをつくるのにかかった費用は約12万円だ。12万円であれば、アルバイトをしてお金を貯めても充分に用意できるのではないだろうか。彼がこの住まいをつくるキッカケや思いは、彼自身の日記の言葉から汲み取れる。以下は、日記の一部である。

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“ぼくの父親は建設現場で働き、母は会社の清掃員として働いている。決して若くはないし、以前ほど体調が良いわけでもない。ぼくは何度も両親に「田舎の方が暮らしやすい」ことを伝えようと試みた。でも両親は「あなたが結婚した時、家を買うためにお金を貯めないといけない」と言うんだ。彼らの給料では、それに200年や300年もかかるというのも知らずに。

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ぼくは都市郊外のへんぴなところで働きアリのような暮らしをしたくない。苦労に苦労を重ねて貯めたお金を家主の懐に入れるのも嫌なんだ。満員電車に3時間も乗るのもね。”

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彼には「Egg of the city design project」という構想がある。”Small shop house” “Fruit stand house” “Bench house”など、それぞれ役割の違う住まいのある「村」のようなものだ。そして各々の住まいは移動が可能だ。彼はその姿を両親に見せることで「無理をしなくても大丈夫」というメッセージを送りたいのかもしれない。

Via:
home-reviews.com
chinahush.com

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佐藤英太プロフィールアイコン

Writer 佐藤英太

世界の小さな住まい方ライター担当。

新潟うまれ新潟育ち、お米とお酒が大好き。長野県松本市在住。ゲストハウスのヘルパースタッフ兼フリーライター。
ものづくり→森づくり→木工職人→農のある暮らしへと関心が移り今に至る。学部時代は「感性工学」に興味があり、心理学と情報処理を専攻していた。「考えること」が好き。「美しいもの」が好き。
キーワードは「農的暮らし」「旅」「表現」。
農的暮らしは、在り方として健全で、美しい。旅をしたいのは、美しいものを見たいから。自身の中にある「美しい」を余すところなく表現したい。今後は高知県に移住し、「農的暮らし」に挑戦する予定。日々の暮らしや感じていることをブログで発信している。

FB:佐藤 英太
HP:エータノート

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