オランダの木々に囲まれた休養のための家「Recreation House Near Utrecht 」

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オランダ ユトレヒトの木々の中に建っているのは、オランダの建築事務所Zecc ArchitectenとインテリアデザイナーRoel van Norelのコラボレーションによって生まれたスモールハウスだ。

家を広い空き地にではなく、あえて木々のそばに建てたのは、景色により馴染むようにという意図からである。家の周りを取り囲むのはちょうど良いサイズに育った広葉樹なので、夏には日光と共に心地よい日陰も得られ、冬には葉が落ちて、太陽の光をいっぱいに取り込むことができる。

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建築の際の家の基本的なコンセプトは建築事務所のZeccが担当し、内装プランと仕上げをデザイナーのRoelが担当した。 家の作りは屋根と1面の壁を伝統的なスレート(石の薄い板)で仕上げ、その他の部分はガラスと森の木々に馴染むようにオークのパネルを張り合わせたデザインで仕上げられている。壁3面には窓やドアがあり、スレートの壁の反対側のガーデンに面する部分は全面がガラス張りで開放的である。夜になるとオークのパネルシャッターで覆われ、中で休む人々を憩いの夜へと導くのである。

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ナチュラル感あふれるインテリアも色味が抑えられ、すっきりとしていて統一感があり、ガラスの窓によって驚くほど広く感じる。
さらに、レイアウトにも工夫が凝らされている。壁の一方に、シンク・シャワー・トイレ・ウッドストーブ・キッチン・収納棚が配置されている。水周りの配管や電気の配線の工事も容易である。

家の中のすべてのスペースは無駄がないように考えられていて、キッチンの作り付けの棚も大きく、収納もたっぷりとある。さらにロフトがあるのでエクストラベッドルームや収納などに有効利用できる。

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リビング・ダイニングとベッドルームはスライディングドアによって分けられている。シャワーとトイレは別々の作りで、シャワーはベッドルームに、トイレはリビング・ダイニングにあるのでプライバシーも守りやすい。

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木のシャッターを開け、ガーデンと繋がって太陽の光を浴びているときは至福の時に違いない。森の中での明るい暮らしがここにはある。

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(文=加藤聖子)

Via: archdaily.com