世界の小さな住まい方

真冬のビーチにおいでよ!ウィンターステーション「スノーコーン」

那須崇利プロフィールアイコン | 2015.5.13
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カナダ最大の都市、オンタリオ州トロント。オンタリオ湖のウッドバインビーチ。真冬のビーチで行われたのは、ライフガードステーションのデザインコンペだ。


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夏には人で賑わうビーチも、真冬となれば、人はまばらだ。そこで、真冬のウォーターフロントを、コミュニティと文化活動の促進させる場として再定義しようと、ライアソン大学建築科学部を中心に行われたコンペが、「ウィンターステーション」だ。
「ウィンターステーション」は、二つの機能を求められる一風変わった冬場のアートだ。人目を引くユニークな存在感を備えた防寒シェルターであることが一つ。また、もう一つは、実用的なライフガードステーションとしても使えることだ。

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「スノーコーン」は、最終的に選ばれた5つのプロジェクトのうちの一つだ。「スノーコーン」の作成は、Diana koncanとLily jeonを中心とした15名以上の学生たちによるものだ。彼らは、まずそれぞれの家で3週間かけて作成したパーツを現地に運び、6時間かけて組み立てた。

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構成要素は、鋼管、結束コードと着色アクリルで、松かさを模した形状で、エスキモーの氷の家イグルーのような小屋だ。この形こそが、気まぐれなトロントの冬の気候を受け入れてくれる優れたデザインとなるのだ。

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透明なアクリルパーツは、昼間の日差しを取り入れ内部空間を温室のように暖めてくれる。また、カラフルなアクリルフィルターの色合いが、ステンドグラスのように美しい。アクリルフィルターの下には、白い花びら状のパーツがあり、その間に隙間がある。嵐になり風が吹きすさぶとき、この隙間に雪を詰め込むことにより、断熱パーツとなる。まさに厚い氷を積み外気と遮断されたイグルーと同じ仕組みだ。

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ウィンターステーション「スノーコーン」は、真冬のビーチに彩りを添えて、寒さも凌げる優れもの。夏にはライフガードステーションとなる。今後、トロントのウォーターフロントでは、夏冬問わず、見られることになりそうだ。もしかすると、風の強い日本の海にも現れることもあるのでは?

Via:
designboom.com
dfz.ryerson.ca
winterstations.com

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那須崇利プロフィールアイコン

Writer 那須崇利

世界の小さな住まい方ライター担当。

身長150㎝の頃から、180㎝になる頃まで、チェコ共和国プラハで育つ。
現在は東京都世田谷区在住。
自転車便メッセンジャーをやっていたが、タクシーに轢かれる。その後、構造設計事務所で建材開発に携わるが、リーマンショックで失業する。派遣社員として、住宅メーカーのBIM開発部門に入る。 現在、総合建設会社にてBIM職人および模型職人として、建築を楽しんでいる。将来は、SIなどの建築生産システムに関するイノベーターでありたいと考えている。
躯体や設備など「スケルトン・サポート(S)」を建設会社が、内部空間など「インフィル(I)」を自動車メーカーやハウスメーカーが、提供するようなイメージなど如何でしょうか。

FB:那須 崇利
HP:poetic systems

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