世界の小さな住まい方

フラットパックで配送される、家具のように組み立てられる小屋「House Arc」

前橋史子プロフィールアイコン | 2015.5.19
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ハワイのビッグアイランドに、楕円形の小屋があります。これはBellomo Architectureがデザインした、まるでIKEAの組み立て家具を連想させる小さな小屋です。もともと、環境に優しい家を計画するという目的でデザインされた小屋で、最初は単純にオフグリッドハウスを作る計画でした。しかし、そこから一歩進んで、配送するのも設置するのも簡単な、家具のような小屋の計画になったのです。

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この小屋の一番の特徴は、なんといっても”形”ではないでしょうか。この楕円形のファサードは、人々の目を引きます。大きく設けられた入り口からは、たくさんの間接光が部屋の中に入るので、昼間は電気をつけなくても明るく過ごすことができます。また、直接光は屋根に設けられたシェードで和らげられるので、夏の直射日光に悩まされることはありません。オフグリッドハウスであるこの家には、エネルギーを必要以上に使わないように、たくさんの工夫がなされています。

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上から差し込む太陽だけではなく、風の取り入れ方にも工夫があります。この家は、ブロックの上に設置されるので、底と地面が離れていて、家の下を風が通れるようになっています。そのため、夏でも部屋が暑くなりすぎず、涼しくすごすことができるそうです。このように、地面から少し建物を浮かせても問題ないように、構造体にも工夫があります。

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小屋の構造は、基本的にはとても軽い金属でできていて、組み立てがとても簡単です。小屋を建てたい場所に、誰でも家具を組み立てるような感覚で簡単に設置することができるようになっています。配送時は1mx3mx1mのコンパクトなフラットパックで送られてくるものが、簡単な組み立てによって14㎡もの小屋になるのです。梱包時から約4.5倍の大きさに展開する小屋なんて、想像もつきませんよね?

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この小屋は、周りの地盤に影響をあまり与えず、すぐに設置が可能なので、災害時のシェルターにも適しているようです。もともとオフグリッドハウスとして設計されているため、建物に組み込まれたソーラーパネルで発電も可能です。

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家具を組み立てるように、簡単に設置することができるこの小屋。災害時のシェルターとしても、庭やお気に入りの場所に設置する隠れ家としても、一家に1つあれば、かなり便利な小屋なのではないでしょうか。

housearcassembly1 from joseph bellomo on Vimeo.

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Via:
gizmag.com
bellomoarchitects.com

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前橋史子プロフィールアイコン

Writer 前橋史子

青森生まれ、神奈川在住。津軽弁と英語とちょっとだけ標準語が得意。デザインの仕事をする中で自分の生活がなんだかよくわからなくなったため、”豊かにくらす”ことの答えを見つけるべく、日々模索中。主婦業をしながら、地元の野菜を販売したり、珈琲を提供したり、写真を撮ったり、ものを書いたりする生活を送る。NYに住んでいた頃にはまったビールと珈琲が大好きで、夢はいろんな人に美味しい珈琲とビールを届けられる場所を創ること。

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