世界の小さな住まい方

全てを1つのボックスに。エコフレンドリーな立方体の家「CHU 200」

前橋史子プロフィールアイコン | 2015.5.30
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引っ越しというのは、かなりの体力と気力、それから時間を消費します。家に溢れかえったものを整理して、段ボールに詰めて、それを運んで…と、気の遠くなるような作業が待ち受けています。では、そんな荷造りをすることなく、部屋丸ごと引っ越してしまう、というのはどうでしょう?夢のような話ですが、それを実現するのが、今回ご紹介する「CHU 200」です。


CHUは、Hagai Nagarという建築家がデザインしたものです。彼は、イスラエルに事務所を構え、ヨーロッパや日本のプロジェクトも手がけています。彼がデザインしたかったのは、生活の全てがつまった小さな箱。この箱は、2mx2mx2mの大きさで、床面積4㎡、容積8㎥の小さな箱ではありますが、その使い方は無限大です。

この箱には、生活に必要なもの全てが詰まっています。箱の表面に見える扉を1つずつ開けていくと、ダブルベッド、トイレ、キッチン、たくさんの洋服をしまうことのできるクローゼット、ストレージ、折りたたみ式の机、さらには自転車を収納するためのストレージも確保されています。これだけあれば、1人で暮らしていくには困りません。


簡単に移動や設置をすることができるので、仮設住宅としても使えます。工場で組み立てて運ぶので、現地での大掛かりな建設が不要であり、移動させたくなったらすぐに移動させることができます。生活に必要な機能や設備がきちんとととのっていますし、プライバシーも保たれます。また、キャンピングカーのように、旅行先での宿泊手段としても良いかもしれません。


このCHUは、ほとんどの収納が外に向いているので、まわりの環境も自分の家のように取り込むことができます。借景ではないですが、ロケーションによって住環境を変えることができるのも、魅力の一つです。例えば、ベッドは引き出して屋根のない状態で使うこともできます。そこに横たわれば、大自然の中で眠ることができ、疲れた時の休息にぴったりです。

自分の所有している荷物ごと、まるまる持ち運ぶことができるこのCHUという箱。場所や使い方によって、何通りもの暮らし方を実現することができます。こんな家に住めば、自分らしさを追求した、豊かな住まい方ができるのかもしれません。

Via:
designbuzz.com
coroflot.com
hagai-nagar.com

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前橋史子プロフィールアイコン

Writer 前橋史子

青森生まれ、神奈川在住。津軽弁と英語とちょっとだけ標準語が得意。デザインの仕事をする中で自分の生活がなんだかよくわからなくなったため、”豊かにくらす”ことの答えを見つけるべく、日々模索中。主婦業をしながら、地元の野菜を販売したり、珈琲を提供したり、写真を撮ったり、ものを書いたりする生活を送る。NYに住んでいた頃にはまったビールと珈琲が大好きで、夢はいろんな人に美味しい珈琲とビールを届けられる場所を創ること。

HP:pictured

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