怪我をしていなくても行きたくなる外科「Paüls Doctor Surgery」

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病院というと、どんなイメージがあるだろうか?
やはりほとんどの病院には「病院らしさ」があり、時にはそれが不安を助長したり、それを想像して行く気をなくしたりすることがある。しかし最近では、とても病院とは思えないようなデザインの建物を目にすることが多くなった。スペインにあるこのPaüls Doctor Surgeryもその一つの外科クリニックだ。これを一目見てクリニックだと分かるだろうか?

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このクリニックは、その土地の建築的な慣習を受け継ぎつつも、現地では使われることのない素材によって構成されている。余計なものを一切削ぎ落とした純白のミニマルな待合室の中で、正面の山々を望む壁一面の大きな窓は、さながら絵画のよう。

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開放感のある待合室の高い天井に対し、治療室は低く設計されており、やわらかな電球色の間接照明が心を落ち着けてくれる。部屋と部屋を仕切る壁は人の背の高さで、それより上はガラス張りだ。

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変わるとは思われていない存在が変われば、それに影響されて他のものが変わっていくこともある。
何が魅力的に映るか、それは人それぞれだが、街が新しいかたちで美しくなっていくひとつのきっかけは、一軒の建物の変化なのかもしれない。

(文=小山和音)

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