シンプルは柔軟だ。コンテナハウス「gerhardfeldbacher’s Container House」

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Via:tinyhouseswoon.com

未来住まい方会議の読者の皆様の中には「コンテナハウスは見飽きた」という人も多いかもしれない。
見た目が画一的だからだろうか?シンプル過ぎる外見が原因だろうか?しかし裏を返せば、コンテナハウスは画一的でシンプルだからこそ、様々な暮らしのシーンに対応できる柔軟性があると感じている。

オーストラリアの建築家Gerhard Feldbacherが手がけたコンテナハウスは、ヨコ幅7.5m、奥行きは2.6m、高さ4m、重さは11t。
最近YADOKARIが販売したタイニーハウス「INSPIRATION」より少し大きいサイズで、こちらもトラックで輸送可能だ。

トラックで輸送が可能ということは、家を置く土地があれば、どこにでも移動できるということ。
海にだって山にだって置けるし、街でコンテナショップとして利用できる。その分、輸送費はかかってしまうけれど、ライフスタイルの変化や住みたい場所が変わることは誰にだって起きうる。
家を買う条件の中に「移動できる」という選択肢があってもいいんじゃないかと、僕は思う。

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Via:gizmag.com
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ベッドスペースと、入り口のテラスは格納式で、移動時にも邪魔にならない。
内装は白く塗装された木材で清潔にまとめられているが、内装の色や素材は様々にアレンジできる。シックに黒でまとめても良いし、木目をそのまま活かしてナチュラルにまとめるのもいいだろう。

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内部の設備は、キッチンと、シャワー併設のトイレがひとつ。移動先でインフラに繋ぐ必要はあるけれど、これひとつで生活がまかなえる。

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シンプルだということは、柔軟性に富んでいるということ。たとえばDIYで、たとえば様々な場所に移動することで、この箱の使い方はいかようにも変えられる。
もう「未来住まい方会議」では使い古された言葉かもしれないけれど、あなたはこの家をどう使う?

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(文=スズキガク)

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