最高にクリエイティブ!クラフトマンがたった3週間で建てた、5本の木で支えるモダンなDIYツリーハウス

Via:sayyes.com
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器用で卓越したセンスの持ち主は、ツリーハウスを建てるのもお手のものだ。ハンドメイドのネクタイ、レザーウォレット、バッグなどを展開するQP Collection のオーナーであるクイン。彼はビジネスオーナーであると同時に、自宅のリノベーションやヴィンテージオートバイのコレクションなど、あらゆる方面にそのクリエイティブなセンスを発揮している。

彼の最新のプロジェクトはそう、裏庭に建てたツリーハウスだ。なんと建築にかかったコストはたったの8万円!窓と木は、ほとんど再利用されたものだ。彼は本当のところ、このツリーハウスを建てるのに3、4ヶ月かけるべきだと考えていたが、クラフトマンの性分なのか寝食を忘れて作業を行い、ほぼ3週間で仕上げてしまった。

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当初は、色々なデザインを描いたものの、ツリーハウスの建築を実現することはできないと思っていた。なぜなら、クインの自宅の裏庭には、ツリーハウスに適した木がなかったからだ。でもある晩、彼はふと思いついた。自宅の敷地の私道に沿って立っている、5本の木にまたがる形で、ツリーハウスを建てられるのではないかと。彼は、その翌日には、早速木材を購入していた。そして床を作り始めたあとは、もう残りの部分のイマジネーションが、降ってわいてきた。

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このツリーハウスの特徴は、何といっても5本の木が家を支えているところである。クインは、風が吹くと、5本の木それぞれが揺れて家が分解しそうになると考えた。そこで、揺れの影響をあまり受けない地上1.8メートルのところに床を作り、7つのボルトで5本の木に支えることにした。なお、ボルトで支えている箇所以外は、5本の木とツリーハウスは触れ合わない構造になっている。こうすることで、風で木が揺れたとしても、ツリーハウス自体は影響をうけない。

Via:greenweddingshoes.com
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また、このツリーハウスのもう1つの特徴が、正面部分がすべて古い窓ガラスで作られているということだ。クインは、他のプロジェクトで使っていた窓ガラスの残りがあったことから、正面全体を窓ガラスで作ってみようと思いついた。そして、アンティークストアから、ガレージセールまで、窓ガラスを集めながら国中をドライブしたのである。

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クリエーションとイノベーションは、昔から彼の人生の一部だった。小さい頃から、家族でスリフトショップで買い物をし、様々な工夫をこらしていたのである。それは、おそらく両親が多くのお金を持っていなかったからだけど、同時に、彼はそれをとてもクールなことだと思っていた。好きなネクタイが見つからないから、自分で作る。それは偶然今のビジネスのキッカケとなったが、彼はいつだって、趣味と仕事の境界線を引くことなく、湧き上がるイマジネーションに沿って、ものづくりをしてきた。

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ツリーハウスも同じことで、ずっとその手で作ってみたかったから、建てた。クインは、パワードリルとノコギリ、そして少しのカフェインさえあれば、誰だって何だって作れると、強く信じている。彼の次のものづくりは、一体どのようなプロジェクトになるのか、ますます目が離せない。

(文=佐藤香織)

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