壁から机が飛び出す食堂はコミュニティーの宝物「Mazaronkiari Multifunctional classroom」

Via: archdaily.com
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ペルー中部のジャングルにある小さな村で一大プロジェクトが始まった。子供たちが心地よく勉強できるように、学校の食堂を整えるという計画だ。2013年、保護者をはじめとする地域コミュニティーと建築家2人が一体となって動き出す。

この計画は当初、低学年の子供たち30人ほどが食事のできるスペースをつくる、というものだった。打ち合わせの後、建築家のMarta Maccaglia、Paulo Afonsoは資金集めのためにいったんペルーを離れ、プロジェクトを実現させるべくパートナー探しに奔走した。

資金調達のめどがつき、翌年彼らが戻ってみると、出来上がりを心待ちにしている生徒の数は増え、100人を超えていたそうだ。「学校に食堂ができる」と聞きつけて学校に戻って来た生徒が多かったのだ。

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はじめと状況が変わり、より汎用性の高いプランが求められることになった計画は形を変える。子供たちを失望させてはいけない、とプロジェクトチームは限られた予算の中で、クラスルーム兼食堂をつくることに変更した。

この建物の一番の特徴はカラフルに塗られた壁のパネルにある。室内に向かってパネルを90度倒すと机に早変わりし、机1台につき10人ほどが座ることができる。机は10台備わっているので100人は利用可能だ。

使い終わって机をあげれば、広々とした空間が出現して、より多くの人々が座り、集うことができるようになる。出入り口のドアはスライド式で、これもスペースを取らないための工夫である。
机部分を除いた壁はすのこ状で、空気の流れと採光を意識したつくりになっている。

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村の宝物ともいえるこの食堂は、今後も村人たちの憩いの場となり続けるのだろう。

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文=加藤聖子

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