夏は日陰に、冬は日向に。クルクル回せるタイニーハウス「359」

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日当りのいい家は、みんなの理想だ。窓から差し込む光は、部屋も心も明るくしてくれる。でも、窓の向きによっては、朝日が入らないこともあれば、午後の西日も差し込まないということもある。そして、冬はありがたい日差しだが、暑い夏は遮るのにひと苦労。そんな悩みに応えてくれるのが、この「359」だ。

ターンテーブルの上に建つ「359」。正面の大きな窓の位置を、夏は日陰に、冬は日向に合わせることで、一年中、快適に過ごせる。手動で回すことができ、子どもの力でも動かせるという手軽さは、タイニーハウスならではだ。

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設計者はアメリカ・オレゴン州のポートランド市在住のBenjamin Kaiserさん。左側のモデルは、太陽光発電とコンポストトイレのオフグリッド仕様だ。だから「ホースをつなぐ蛇口さえあれば、どこにでも建てられる」という。そして電気やガスを引くこともできる。359度までなら複雑な配線や配管にも支障なく回せるからだ。

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この「359」は、オーナーの自宅の庭先にゲストハウスとして建てられた。「トイレは水洗に」という注文を受けて、給排水工事をするうちに、それならついでに電気もということになったという。サイズはたったの13㎡だが、キッチンもバスルームも美しいタイル仕上げ。ロフトの寝室も十分な大きさだ。天井が高いせいか、実際よりも広めに見える。

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日向ぼっこをしたいなぁと思っても、ちょうど陽の入る時間に用事があったりすることも。でも「359」なら大丈夫。太陽を追いかけて、クルクルっと回せば、いつでも最適な陽だまりを提供してくれる。

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