草間彌生氏がコラボ。ドットで無限の空間を感じる「Dots Obsession」

via: http://www.designboom.com/

アメリカ・ニューカナーンにある49エーカーほどの青々とした芝生の上に、フィリップ・ジョンソン氏が「Glass house」を作った。ほとんどがガラスで作られた半透明なこの空間に、ナーシサスガーデンの公式オープン10周年とフィリップ・ジョンソン氏の110歳の誕生日を記念して、2016年9月1〜26日まで草間彌生氏がインスタレーションを行った。ジョンソン氏の得意とする自然に対する干渉というテーマに草間彌生氏が共鳴した形であり、「二人のコラボレーション」と言えるだろう。

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草間彌生氏といえば無限性に対する作品を数多く発表しているが、なかでもこの作品は「無限の鏡部屋」からヒントを得たと語る。ドットをランダムに貼っているように見えるが、一つずつものすごく厳密で特殊なルールに従って置かれたそうだ。

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青々としたきれいに手入れされた芝生の上に浮かび上がる、1200の赤いドットは強烈なインパクトがある。どこから見るかによってその表情を変え、さらに外の明るさによってもまた印象の違う味わいが得られる。テーブルに映るドットからも無限性を感じることができる。

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ただアートと空間がコラボレーションした、というだけではない。こういった取り組みが、建築の可能性や暮らしの新しいあり方を模索し考えるためのきっかけにもなるかもしれない。

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