スモールハウスは工夫次第。家族で暮らせるメルボルンの狭小住宅

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「世界一住みやすい都市」とも言われる、オーストラリア・メルボルン。しかし、写真のように建てられたV字型の細長い家は、とても「住みやすい」と言えないかもしれない。見た目はかっこいいが、日本人に比べると大柄な人が多いオーストラリアでは狭小住宅はとても住みにくそうだ。

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しかし、中をみればそうでないことがわかる。スモールハウスらしい工夫で住みやすくすることは可能なのだ。土地が狭ければ建物を高くすればよい。実際この建物は3階建てで、1階が子供の寝室、2階がリビング、ダイニング、3階が両親の寝室になっている。建物が薄い分、大きな窓で光を部屋いっぱいに取り込むことができる。

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このような立地の場合、庭が持てないのが難点だが、その分家の中に緑を多く配置している。緑のカーペットや階段は見た目にも美しい。外の白と黒とのギャップがあり、面白みも生まれてくる。

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実はこの家はボロボロになった家をリフォームしたもの。ビクトリア式の下見板などはそのまま使用しているのだそう。土地が狭くて建物が古いといった難点があっても、建物を保存、有効利用できることを示唆しており、この事例は見事に成功していると言えるだろう。

 

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