リノベーションで大変身。シンプルで機能的な小さな住まい

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小さな家での暮らしって窮屈なんじゃないかなあと思われる方も多いのではないでしょうか? そんな不安を打ち消してくれる家がロンドンの北部、Highgateにあります。 

ひっそりとした石畳できた通りにあるこの家は、実は馬小屋だった建物をリノベーションして長屋として人が住んでいたのだそう。その後は車庫として使われており、庭は草が伸び放題だったのだとか。そんな家を、建築家のRussell Jonesが細心の注意をはらって建材を選び、モダンで心が落ち着き、何とも言えない空間の広がりを感じられる家に生まれ変わらせたのです。

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幸いなことに、比較的自由に思い通りつくっていいよと大家さんから依頼されたJonesは、繊細なアプローチでこのやや窮屈な90平方メートルの場所を変えていきました。

まず、Wienerberger Marziale というレンガを使い、室内を明るく仕上げました。北欧につたわる技術でそのレンガの表面を磨き、より室内を明るくすると共に、レンガそれぞれの個性を失うことなく、シンプルな空間を作りだしました。

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このレンガは、台所、リビングやリビングの壁、そして外庭にも使用。空間が途切れることがない、シンプルな流れを生み出しています。

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家の内側にも外側にも同じ中間色のタイルを使い、室内を広く感じられるようにしました。

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床から天井まである大きな窓のおかげで室内には自然光が入り、広さを感じさせてくれます。2階にはベットルームとバスルームがあり、屋根につきだしたように作られている窓や天窓から自然光が取り込まれます。自然の光って思わぬ効果があるのですね。

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リビングルームにある中に浮いたようなシンプルな階段も、この家の大きな特徴のひとつ。実際に生活しやすいように、ベットルームには荷物置き場があり、中庭には自転車やリサイクル用品置き場も完備。中庭の壁にある植物やキャンドルをおけるくぼみも、この家の素敵な特徴です。 

この家の中にいると、安全で外的から守られている感じがすると同時に自然を感じることもできます。Jonesいわく「それは使われている建材等の持つ力のおかげ」なのだとか。この家は、いわば都会の住人にとって完璧な隠れ家。実際に住んでみたいですね。

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