オーストラリア、野生動物が住むグランピング場

via: http://www.conran.net.au

都会を離れて大自然を満喫したい。山登り、ハイキングに行こうかな、と思い立つときってありますよね。しかし、せっかくの休みはゆっくりと快適に過ごしたい、なんていう気持ちもあるのではないでしょうか。そんな両方のわがままを叶えてくれる場所がオーストラリアにあります。

こちらは、オーストラリア・ビクトリア州ギプスランドの東部にある、Cape Conran Coastal Park内のグランピング施設です。公園には野生動物が生息しており、オーストラリア固有の、見た目がネズミのようなバンディクートをはじめとする、絶滅危惧種に指定されている貴重な動物の姿を見ることができます。

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宿泊テントから少し歩くと、美しい砂浜の海があります。運が良ければクジラやイルカが陸からでも見れるそうですよ。海ではサーフィンや魚釣りを楽しむ人や、磯遊びをする家族連れもいます。サーフィンは公園内のスタッフがレッスンをしてくれるそうですよ。玄人にはもちろん、初心者でもずっとやってみたかったスポーツに挑戦できる機会にもなりそうです。大自然での遊びの多くが、ここで経験できます。
一日中思いっきり遊んだ夜にはどっと疲れてしまうでしょう。泊まるテント内にはふかふかのクイーンサイズベッドがあなたを待っていますが、早く眠ってしまうのはもったいないです。

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お酒の楽しみも旅の醍醐味です。なんといっても地元ギプスランドの名物はワインです。オーストラリアは知られざる有数なワインの産地で、ギプスランドのワインは世界最高権威、マスターオブワインの称号を持つ醸造家が手掛けるワイナリーもあります。キャンプ場の近くにもワイナリーやビール醸造所があるので、ぜひ購入して一日の締めくくりのお供としたいところです。ちなみにギプスランドはチーズが名物であることも補足しておきます。

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自然公園での夜はいっそう野生を感じるでしょう。夜行性の動物が見れるかもしれません。翌朝の朝食は予約をすれば、パンやコーヒーを用意してくれます。
コンセプトは野生に近い状況ながら、快適に過ごせるサファリスタイルのテント。キッチンには必要な調理器具すべてがそろっており、電子レンジやトースターの用意があります。テントのすぐ外でBBQができるよう専用プレ―トもあります。お湯も冷水もどっちも出ますが、飲用水がほしい方は管理フロントで購入もできます。
トイレ、シャワー、その他アメニティもテント内でまかなっています。ベットはクイーンサイズ。タオルや枕カバーなどリネンも清潔なものが用意されています。キャンプというと自己責任、といったイメージがありますが、ここではスタッフが隅々まで対応してくれますので、キャンプの経験は全く不問。キャンプというより自然のホテル、といった方がより近いでしょう。

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オーストラリアは豊かな大自然が魅力の国です。そしてテントが設置されている公園は多くの貴重な動植物が共存している野生の世界です。
中でもこのCape Conran Coastal Parkには、自然に親しむ新しいツアーガイドの試みがなされています。さかのぼること14年前、ここケープ・コンランは野生の動植物の保護と、野生生物の保護管理プログラムの試用場所として選ばれ、現在ではオーストラリア東海岸では最大の野生管理事業となっています。園内ではプログラムの一環として、日の出と日没前それぞれ約一時間のガイドツアーを開催しています。自然を通じて地域を知る、滞在がより豊かになる企画です。

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ツアーだけでなくサイクリングコースの紹介もしています。自然はもちろんのこと、周辺には古来の姿そのままの熱帯雨林、地元原住民の遺跡があり、歴史も深い場所なのですね。
オーストラリアといえば、観光旅行に止まるにはもったいないほどの、スケールの大きな自然が魅力です。ここでは人間が雄大な自然の一部になる、貴重な経験ができるでしょう。快適な自然を満喫できるグランピングの背景には、豊かな自然を地域のみならず地球全体で守っていきたい。そんなオーストラリアの人たちの思いがありました。

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