雪や寒さも平気。カナダのオフグリッドなタイニーキャビン「Mason」

via: tinyhousetown.net

海外のタイニーハウスを紹介するなかで、気になるのが耐寒性や耐雪性。最近、日本でも冬期の豪雪問題が増えていることもあり、雪や寒さ対策がどうしても気になります。そこで、メイド・イン・カナダのタイニーハウスがどのような構造・デザインになっているのか、ウィンターシーズンにオンタリオに設置されている宿泊施設「Mason」の例を見てみることにします。

Masonは、カナダの著名なナチュラリスト Bill Masonの名を取った15㎡のオフグリッドのタイニーキャビン。2016年に創業したCabinscapeによる2つ目のキャビンです。

via: instagram.com/cabinscape

緩やかな斜面の上に高床式に設置され、片流れの屋根と、すべての壁面に大きく窓を取った開放的なデザインが特徴です。現在は、湖が点在するフロンテナックの576エーカー(2,341平方km)の敷地に置かれ、Airbnbを通じて民泊施設として運営されています。

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前面のワイドなガレージ式ウィンドウを引き上げれば、アウトドアとの境目はなくなり、外気をたっぷりと室内に取り込むことができます。

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冷え込む時にはウィンドウを引き下ろしてがっちりシールド。2重窓とボイラー暖房が室内を暖かく保ちます。

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インテリアには随所に古材が使用されています。窓下に置かれた一枚板によるデスクの木目と形状が、素朴で野趣に満ちた雰囲気をかもし出し、窓からの景色とマッチしています。

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室内には、クイーンサイズのベッド、さらにベッドの下には幼児用のエクストラベッドが収められています。存在感のあるデスク、4口バーナーのキッチン、下には収納スペースが設けられています。冷蔵庫、バーカウンター、プロパン温水シャワールーム、コンポストトイレが装備されています。DIYテイストの質実剛健なデザインには、安心感と木のぬくもりがあります。

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屋外には、プロパンBBQと石炉が置かれ、アウトドアクッキングが楽しめます。

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冬のシーズンには、駐車場からスノーシューを履いて5分ほど歩かなくてはなりませんが、到着すれば、室内でゆったりと雪見やオープンビューを楽しむ愉悦の時間に浸れます。もちろんアウトドアで、クロスカントリースキーやハイキングといったアクティビティもエンジョイできます。1ペアのスノーシューと小型ソリは無料で貸し出してくれます。

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Masonは、今年のサマーシーズンには別な場所に移動して営業をおこなうそうです。牽引できるオフグリッドなモバイルキャビンなら、引っ越しも容易というわけです。

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ワンコ連れのゲストは、ブッキング時に大人として1名追加すれば問題なし。アレルギーの問題があるので、猫はお家で留守番させてくださいとのこと。チェックインに雪の中5分歩くので、その方が猫にとってもいいのかもしれませんね。

Via:
cabinscape.com
airbnb.ca/rooms/21769543
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