オフロードトレーラーの最高峰。オーストラリアの「Tvan MK5」

via: tracktrailer.com.au

ダートや砂漠の上をトレーラーを引っ張って疾走する。日本では考えられないアドベンチャーキャンピングですが、オーストラリアには確かなマーケットがあるようです。ダイナミックなメタリックフォルムの後部からテントを吐き出す「Tvan MK5」は、最高峰の装備を誇るオフロードトレーラーです。

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オーストラリアのTrack Trailerは、2000年に発売を始めたTvanトレーラーを、改良・進化させ続けてきました。最新モデルのTvan MK5は、耐久性・走破性・居住性のすべてを妥協なく追求したシリーズ最高のトレーラー。厳格なプロトタイピングに従って開発が進められ、新しいボディパネル、電気設備、キッチンのバリエーションのテストのために、何千キロメートルにおよぶ遠征が行われました。

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Tvan MK5で最も目を惹く装備は、ハッチバックから降下する折りたたみ式のアルミ製デッキと、その上にピッチされる2人用テント。まるでロボットが巣を産んでいるかのような光景です。テントはハッチドアの内側に収納されているので、走行中にパタパタすることはありません。リアデッキは、スタック脱出用のMAXTRAXのキャリアも兼ねています。

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リビングスペースを2倍に拡張できるテントの組み立ては、5分以内で完成します。ロックを解除してデッキをドロップダウン、支柱の脚を取り付けて展開します。デッキの設置だけなら30秒で完了。

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ハッチドアを跳ね上げ、格納されているテントを広げて紐でデッキと連結。

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2本のポールを立てて、テントを直立させます。

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ハッチを閉めたまま、デッキを朝食やコーヒーのためのオープンポーチとして利用することもできます。デッキは支柱によって地面から浮いているので、テントをクリーンでドライな状態に保ちます。テントをハッチドアに格納することで、汚れやほこりをキャビンに持ち込むこともありません。

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全長4.8メートルのキャビンには、クイーンサイズマットレスが置かれています。ヘッドスペースも増やされ1メートルの高さを確保。蒸し暑い夜には、ハッチを上げて布製ハッチカバーを取り付ければ、通気性がアップして快適な睡眠が確保できます。

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Tvanには装備によって、Yulara、Tanami、Canning、Murranji という4つの異なるグレードが用意されています。108リットルの給水タンクと70リットルの予備タンク、105アンペア時の鉛蓄電池、ソーラーパネルが全モデルで標準装備。3つの上級モデルでは、60Wのソーラーパネルから120Wにアップグレードされています。

引き出し式のキッチンスペースをカバーする、サイドオーニングも2分で展開可能です。

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キッチンはグレードのタイプによって、クラシックとプレミアムの2つのタイプが用意されています。クラシックキッチンには、2バーナーストーブ、BBQプレート、ステンレスの調理台、引き出し式のシンクとカトラリーがあります。

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プレミアムキッチンには、2倍の調理スペースがあり、3バーナーストーブ、ガラス張りのステンレス製カウンタートップと、より多くの収納スペースを備えています。

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トレーラーのベースは、ミリタリーグレードの独立懸架サスペンション「MC2」を備えた溶融亜鉛メッキ鋼のシャーシ。ボディはアルミニウムサンドイッチパネルとスチールの組合せで造られており、16フィート(4.9メートル)のトレーラーの重量は約1,000kg。

Tvanの価格は、エントリーモデルのYularaが52,990豪ドル(約420万円)から。リアデッキ、拡張テント、Bluetoothオーディオ、ディーゼル暖房と給湯システム、水源から直接水を引くための装備を備えた最上級モデルMurranjiが、76,900豪ドル(約600万円)からとなっています。設備はオプションで追加・交換できるので、トラベルスタイルに合わせた自由なカスタム仕様が実現可能です。

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オーストラリアでは、キャンピングカーのほとんどがトレーラータイプ。大型キャンパーでは不可能なアドベンチャーキャンプも、オフロードトレーラーなら挑戦できますね。Tvan MK5をオーストラリアでレンタルしてロードトリップ、といったプランならお財布的にも可能かも?

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