世界の小さな住まい方

ミニマルハウスの原点、戦争真っ只中でも快適な暮らしを 「The Box」

YADOKARIプロフィールアイコン | 2014.5.15
  • facebookでシェア
  • ツイート

スウェーデンの森の中。木々に囲まれた何もないところにポツンと一軒の家が。こちらが今回紹介するミニマルハウス「The Box」
The box3
時を遡り1941年、第2次世界大戦の真っ只中にこの建物は建てられました。イギリス人建築家でスウェーデンで生活していたRalph Erskineは戦争の影響を受けて、仕事が減り、生活が苦しい状況に。しかし、愛する妻と娘たちのために、なんとか生活する場を作らなければと窮地に追い込まれた末、建てられたのがこの家です。たった2部屋、電気も水道も通っていないけど、この当時では考えられないほどの機能を備えたこの住まい、なんと家も家具も全てRalph Erskineとこの土地の持ち主でもある友達、たった2人で建てられました。


The box8a
The box7
広さたったの20㎡、大きな煙突で仕切られた2部屋のこの家は、1部屋がキッチン、もう1部屋はリビング、寝室、仕事場を兼ねた多機能スペースというような間取り。スウェーデンの長く暗い冬でも、太陽光をめいいっぱい取り込めるようにと南側にある多機能スペースの南側はなんと一面ガラス張り。手作りの作業机は壁に折りたためば壁と一体化!なにより驚きなのが、昼間にはソファーとしても使えるベッドは天井まで上げることができるんです。

戦時中の1941年から1945年までの4年間、Erskine一家はこの家に住んでいました。その後も夏の間一家の別荘として何十年もの間、家族の成長を見届けてきました。でもやっぱりお別れの時が…..建物が老朽化し、とうとう崩壊してしまったのです。

この写真で見ている家は実は1989年に寄付金で建てられたレプリカ。長い間家族を支えてきた「The Box」は今度は人々に支えられて現在も人々を見守っています。これこそがミニマルハウスの原点ではないでしょうか。
The box4
The box5
via:SMALL HOUSE BLISS A NAVE DO BOM GOSTO

  • facebookでシェア
  • ツイート

YADOKARI「未来働き方会議」オープン!

YADOKARIプロフィールアイコン

Writer YADOKARI

ミニマルライフ/多拠点居住/スモールハウス/モバイルハウスを通じ暮らし方の選択肢を増やし、「住」の視点から新たな豊かさを定義し発信します。暮らし方の選択肢を増やすことで、場所・時間・お金に縛られないライフスタイルを実現し、人生の満足度/幸福度を向上させます。

FB:YADOKARI
TW:@yadokari_mobi
HP:未来住まい方会議 by YADOKARI

YADOKARIの執筆記事一覧 »

▼「未来住まい方会議 by YADOKARI」の購読はFacebookが便利です。