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タイニーハウスに車輪をつける理由

Why-I-Decided-to-Build-a-Tiny-House-on-Wheels
Via: http://www.thetinyhouse.net/

モバイルハウス、すなわち動かせる家を持つ理由というのは千差万別です。「Tiny House Decisions」の著者Ethanは、自身のタイニーハウスをトレーラーの上に建てて、それをモバイルハウスに仕上げた理由をこう記します。

1. 特定の場所に縛られたくなかった。
私がタイニーハウスで旅に出たのは26歳のとき。バーモント州での暮らしは素晴らしいものだったが、そこで一生を過ごせるかと言われると首を縦に振れなかった。家を持つのに土地を手に入れるということにどうも違和感やリスクを感じていた。不動産価格は上がっているので、とりあえず土地を買って、もしそこを出たくなればそのときに売ればいいというのが定説ではあったが、2008年に住宅バブルが崩壊し、翌年の経済危機を目の当たりにした私は、考え方を大きく変えた。タイニーハウスに車輪があれば、好きなときにいつでも家ごと引っ越しができるのだ。

2. 法律の制限を受けない状態にしたかった。
多くの人がモバイルハウスを選ぶ最初の理由のひとつはこれだ。家に車輪をつければ、法的には「家」として認められない。例えば私が暮らすバーモント州では、法的には私のタイニーハウスは「トレーラーの上の積み荷」でしかない。トレーラーそのものは自動車として運輸局に登録されている。アメリカの法律では、家がある面積を超えると建築物扱いになるため、9平方メートル以下のタイニーハウスをよく見かける。だがより大きな家を持ちたかった私は、トレーラーの上にタイニーハウスを建てることで「建築物」ではなく「積み荷」として(合法的に)法的な制限を受けないことを選んだ。

3. 土地とタイニーハウスは分離しておきたかった。
タイニーハウスは持ちたかったものの、土地を借りる気にはならなかった。誰かの土地を借りて地面に固定されたタイニーハウスを建てたとしても、オーナーの意向ひとつで土地を借りる権利がなくなれば、自分のタイニーハウスを失うかもしれないのだ。だがタイニーハウスそのものが移動可能であれば、そんなリスクはない。都市に近いほうがいいと感じれば都市に近いところへ移動するし、自然が恋しくなればまだ戻ればいい。私は今のところ、このやり方に何の不満もない。

4. 動き続けられる。
地面に固定されたタイニーハウスを建てたとして、ほんの些細な法的な理由でそこに住むことができなくなるということもある。だが車輪を持つということは、何らかの圧力に屈することなく、より人間的な司法を選んで暮らすことができるということだ。

車輪付きのタイニーハウスは牽引して移動ができる自由がある。photo by Ben Matsunaga

アメリカは州によって法律の差があるためEthanはこのような考え方を持っていますが、日本ではまた違った理由が生まれてくるかもしれません。

あなたが「車輪」に込める想いは、何ですか?

▼タイニーハウスの種類は、基礎付、車輪付、キャンパー型など様々。種類について詳しくはこちら。
⇒http://yadokari.net/orchestra/orchestra-whatistiny-variety/

▼Ethanは2017年4月にアメリカ・ポートランドで行われたタイニーハウス会議「Tinyhouse conference」でもタイニーハウスの設備やエネルギーなどについて講演をしています。
⇒http://yadokari.net/orchestra/orchestra-55334/

Why-I-Decided-to-Build-a-Tiny-House-on-Wheels
Via: http://www.thetinyhouse.net/

モバイルハウス、すなわち動かせる家を持つ理由というのは千差万別です。「Tiny House Decisions」の著者Ethanは、自身のタイニーハウスをトレーラーの上に建てて、それをモバイルハウスに仕上げた理由をこう記します。

1. 特定の場所に縛られたくなかった。
私がタイニーハウスで旅に出たのは26歳のとき。バーモント州での暮らしは素晴らしいものだったが、そこで一生を過ごせるかと言われると首を縦に振れなかった。家を持つのに土地を手に入れるということにどうも違和感やリスクを感じていた。不動産価格は上がっているので、とりあえず土地を買って、もしそこを出たくなればそのときに売ればいいというのが定説ではあったが、2008年に住宅バブルが崩壊し、翌年の経済危機を目の当たりにした私は、考え方を大きく変えた。タイニーハウスに車輪があれば、好きなときにいつでも家ごと引っ越しができるのだ。

2. 法律の制限を受けない状態にしたかった。
多くの人がモバイルハウスを選ぶ最初の理由のひとつはこれだ。家に車輪をつければ、法的には「家」として認められない。例えば私が暮らすバーモント州では、法的には私のタイニーハウスは「トレーラーの上の積み荷」でしかない。トレーラーそのものは自動車として運輸局に登録されている。アメリカの法律では、家がある面積を超えると建築物扱いになるため、9平方メートル以下のタイニーハウスをよく見かける。だがより大きな家を持ちたかった私は、トレーラーの上にタイニーハウスを建てることで「建築物」ではなく「積み荷」として(合法的に)法的な制限を受けないことを選んだ。

3. 土地とタイニーハウスは分離しておきたかった。
タイニーハウスは持ちたかったものの、土地を借りる気にはならなかった。誰かの土地を借りて地面に固定されたタイニーハウスを建てたとしても、オーナーの意向ひとつで土地を借りる権利がなくなれば、自分のタイニーハウスを失うかもしれないのだ。だがタイニーハウスそのものが移動可能であれば、そんなリスクはない。都市に近いほうがいいと感じれば都市に近いところへ移動するし、自然が恋しくなればまだ戻ればいい。私は今のところ、このやり方に何の不満もない。

4. 動き続けられる。
地面に固定されたタイニーハウスを建てたとして、ほんの些細な法的な理由でそこに住むことができなくなるということもある。だが車輪を持つということは、何らかの圧力に屈することなく、より人間的な司法を選んで暮らすことができるということだ。

車輪付きのタイニーハウスは牽引して移動ができる自由がある。photo by Ben Matsunaga

アメリカは州によって法律の差があるためEthanはこのような考え方を持っていますが、日本ではまた違った理由が生まれてくるかもしれません。

あなたが「車輪」に込める想いは、何ですか?

▼タイニーハウスの種類は、基礎付、車輪付、キャンパー型など様々。種類について詳しくはこちら。
⇒http://yadokari.net/orchestra/orchestra-whatistiny-variety/

▼Ethanは2017年4月にアメリカ・ポートランドで行われたタイニーハウス会議「Tinyhouse conference」でもタイニーハウスの設備やエネルギーなどについて講演をしています。
⇒http://yadokari.net/orchestra/orchestra-55334/

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