• この記事をつぶやく
  • この記事をシェアする

室温を外気より5度下げられる?タイニーハウスの屋上緑化

(c)Rooftop Revolution / (c)Grachten van Smaragd

タイニーハウスには屋根裏が無いことが多いので、室内の気温は屋根に当たる日光から、ダイレクトに影響を受けます。冬ならまだしも、タイニーハウスの屋根に照り付ける夏の直射日光は、時に健康を脅かすことになりかねません。そんな夏の日差しに頭を悩ませるのは、地上だけではなく、水上のタイニーハウスも同様です。画期的な方法でその問題を解決した先駆者の体験を紹介させてください。

水上のタイニーハウス「ハウスボート」の屋上緑化

運河の国オランダには、伝統的に「ハウスボート」(居住できるボート)が存在します。運河に停泊する船が住居として認められ、住所が自治体から割り当てられているのです。ハウスボートに住むことは、オランダ人のあこがれでもあります。
そしてボートといっても「見るからに船」という形状ばかりではなく、トレーラーハウスにも似た箱型のハウスボートも数多く存在します。

首都アムステルダムのハウスボートに引っ越してきたビルジッテ・ベーツさん(Birgitte Beets)は、その水上の家の屋根の断熱効果が非常に弱いことに気が付きました。更に、外から見下ろすと屋根が汚れているのも不満だったのだそう。

地球環境のことを考えると、安易にエアコンに頼りたくない…。そんなビルジッテさんの悩みを解決したのは、とある雑誌で見かけた「屋上を緑化させると屋根の断熱性が向上し、夏には気温が5度下がる」という宣伝文句。その言葉に突き動かされたビルジッテさんは、すぐにアムステルダムの自治体に助成金を請求します。自治体は申請を無事に承認し、必要経費の50%を負担してくれることになったのだそう。

2025年までに2500軒のハウスボートの屋上をグリーン化

(c)Rooftop Revolution / (c)Grachten van Smaragd

オランダの屋上緑化を推進する「Rooftop Revolution」とハウスボートの屋上緑化を進める「Grachten van Smaragd」いう団体のサポートもあり、ビルジッテさんのハウスボートの屋根は2017年3月のとある週末に、無事に緑化されました! 思い立ってから実現までたった1か月の、スピード感あふれるプロジェクトだったそう。

(c)Rooftop Revolution / (c)Grachten van Smaragd

これが、緑化されたビルジッテさんのハウスボートの屋根。このリノベーションは近隣住民の注目を集めました。「ハウスボートの屋根を緑化することは、環境にいいのはもちろん、目でも楽しめるね!」と評判も上々なのです。

その時の実際の動画から、どのような手順で屋上緑化が行われたのか見ることもできます。いくら早回しのようなタイムラプス動画とはいえ、その手軽さとスピード感は驚きです。実際には、朝の9時半に作業スタートし、12時15分には完成したのだそう。3時間でできてしまうのですね!

そして、2025年にアムステルダム市の創立750周年を迎えるにあたり、前述の「Grachten van Smaragd」は「2500軒のハウスボートの屋根を緑化しよう」というムーブメントを推進しています。「Rooftop Revolution」と共に、アムステルダム市内のいくつかの地域で屋上緑化のための住民説明会も開催しているのだそう。何名かのハウスボート・オーナーは既に、補助金申請に取り組んでいます。地球環境のためにも、美しいアムステルダムの景観のためにも、ぜひ2500軒の屋上緑化を実現して欲しいですね。

日本にもある!屋上緑化の助成金

(c)Rooftop Revolution / (c)Grachten van Smaragd

日本にも、アムステルダム市のように一部自治体で屋上緑化のための補助金を出してくれることがあります。各自治体のホームページからも検索できますが、全国の助成金情報を取りまとめてくれているサイトも存在します。ご興味ある場合は、ぜひお住いの自治体を検索してみてください。
環境問題と、都市景観の双方に貢献できる屋上緑化。タイニーハウスが世の中に貢献できるなんて、こんなにうれしいことはありませんね。タイニーハウス生活を始める際には、合わせて屋上緑化も検討してみてはいかがでしょうか。

ライター:倉田直子

Via:
rooftoprevolution.nl
grachtenvansmaragd.nl

(c)Rooftop Revolution / (c)Grachten van Smaragd

タイニーハウスには屋根裏が無いことが多いので、室内の気温は屋根に当たる日光から、ダイレクトに影響を受けます。冬ならまだしも、タイニーハウスの屋根に照り付ける夏の直射日光は、時に健康を脅かすことになりかねません。そんな夏の日差しに頭を悩ませるのは、地上だけではなく、水上のタイニーハウスも同様です。画期的な方法でその問題を解決した先駆者の体験を紹介させてください。

水上のタイニーハウス「ハウスボート」の屋上緑化

運河の国オランダには、伝統的に「ハウスボート」(居住できるボート)が存在します。運河に停泊する船が住居として認められ、住所が自治体から割り当てられているのです。ハウスボートに住むことは、オランダ人のあこがれでもあります。
そしてボートといっても「見るからに船」という形状ばかりではなく、トレーラーハウスにも似た箱型のハウスボートも数多く存在します。

首都アムステルダムのハウスボートに引っ越してきたビルジッテ・ベーツさん(Birgitte Beets)は、その水上の家の屋根の断熱効果が非常に弱いことに気が付きました。更に、外から見下ろすと屋根が汚れているのも不満だったのだそう。

地球環境のことを考えると、安易にエアコンに頼りたくない…。そんなビルジッテさんの悩みを解決したのは、とある雑誌で見かけた「屋上を緑化させると屋根の断熱性が向上し、夏には気温が5度下がる」という宣伝文句。その言葉に突き動かされたビルジッテさんは、すぐにアムステルダムの自治体に助成金を請求します。自治体は申請を無事に承認し、必要経費の50%を負担してくれることになったのだそう。

2025年までに2500軒のハウスボートの屋上をグリーン化

(c)Rooftop Revolution / (c)Grachten van Smaragd

オランダの屋上緑化を推進する「Rooftop Revolution」とハウスボートの屋上緑化を進める「Grachten van Smaragd」いう団体のサポートもあり、ビルジッテさんのハウスボートの屋根は2017年3月のとある週末に、無事に緑化されました! 思い立ってから実現までたった1か月の、スピード感あふれるプロジェクトだったそう。

(c)Rooftop Revolution / (c)Grachten van Smaragd

これが、緑化されたビルジッテさんのハウスボートの屋根。このリノベーションは近隣住民の注目を集めました。「ハウスボートの屋根を緑化することは、環境にいいのはもちろん、目でも楽しめるね!」と評判も上々なのです。

その時の実際の動画から、どのような手順で屋上緑化が行われたのか見ることもできます。いくら早回しのようなタイムラプス動画とはいえ、その手軽さとスピード感は驚きです。実際には、朝の9時半に作業スタートし、12時15分には完成したのだそう。3時間でできてしまうのですね!

そして、2025年にアムステルダム市の創立750周年を迎えるにあたり、前述の「Grachten van Smaragd」は「2500軒のハウスボートの屋根を緑化しよう」というムーブメントを推進しています。「Rooftop Revolution」と共に、アムステルダム市内のいくつかの地域で屋上緑化のための住民説明会も開催しているのだそう。何名かのハウスボート・オーナーは既に、補助金申請に取り組んでいます。地球環境のためにも、美しいアムステルダムの景観のためにも、ぜひ2500軒の屋上緑化を実現して欲しいですね。

日本にもある!屋上緑化の助成金

(c)Rooftop Revolution / (c)Grachten van Smaragd

日本にも、アムステルダム市のように一部自治体で屋上緑化のための補助金を出してくれることがあります。各自治体のホームページからも検索できますが、全国の助成金情報を取りまとめてくれているサイトも存在します。ご興味ある場合は、ぜひお住いの自治体を検索してみてください。
環境問題と、都市景観の双方に貢献できる屋上緑化。タイニーハウスが世の中に貢献できるなんて、こんなにうれしいことはありませんね。タイニーハウス生活を始める際には、合わせて屋上緑化も検討してみてはいかがでしょうか。

ライター:倉田直子

Via:
rooftoprevolution.nl
grachtenvansmaragd.nl

JOURNAL 関連記事

あなたはどっち派? 太陽光発電 or 風力発電 in タイニーハウス
【タイニーハウスに行ってみた】女性たちのコミュニティ「ホッフェ」(後編)
【タイニーハウスに行ってみた】女性たちのコミュニティ「ホッフェ」(前編)