”ReBuild New Culture”古材に新たな役割を。『ReBuilding Center JAPAN』
ReBuilding Center JAPANの理念は”ReBuild New Culture”。 それは「世の中に見捨てられたものに価値を見出し、もう一度世の中に送りだし、次の世代につないでいく」ということ。 いま、日本中で解体されている古い建物から、古物や古材、建具などをレスキュー・販売しています。
お店にずらりと並んだ古物や古材を眺めていると、そこに置かれるまでに出会ってきた人たちや時間など、その物語が伝わってくるから不思議です。タイニーハウスを作る材料をお探しなら、そんな物語を持ったモノたちも仲間に入れてみてはいかがでしょうか。
【インタビュー】東野唯史さん vol.1 古材を通してつくり出したい「ReBuild New Culture」という理念
ReBuilding Center JAPAN 東野唯史× YADOKARI
東野唯史(あずのただふみ TADAFUMI AZUNO)
ReBuilding Center JAPAN 代表
1984年生まれ。名古屋市立大学芸術工学部卒。2014年より空間デザインユニットmedicalaとして妻の華南子と活動開始。全国で数ヶ月ごとに仮暮らしをしながら「いい空間」をつくりつづけてきました。2016年秋、建築建材のリサイクルショップReBuilding Center JAPANを長野県諏訪市に設立。ReBuild New Cultureを理念に掲げ、「世の中に見捨てられたものに価値を見出し、もう一度世の中に送りだし、次の世代につないでいく」ことを目的に活動しています。
リビセンを手掛けた東野唯史さんは、世界一住みたい街と言われているアメリカ・ポートランドの『ReBuilding Center 』に惹きつけられた。店内に並ぶ商品は、解体現場から引き取った古材だ。ペンキの付いた蝶番から、どう使うのか想像がつかないような細かい部材までも並んでいる様子から東野さんが感じたのは「どこまでも再利用しよう」とする気概。ポートランドに息づく「ものを大切に使い続ける文化」を『ReBuilding Center』から感じた瞬間だ。
クラウドファンディングで資金の一部を募り、目標金額の300万円を遥かに上回る540万円を集め、ポートランドの『ReBuilding Center(リビルディングセンター)』から正式にロゴと名称を引き継いだ『ReBuilding Center JAPAN』を設立した。
延べ400名以上の人々と協力して完成した施設が目指すのは「ReBuild New Culture(リビルドニューカルチャー)」、すなわち「世の中に見捨てられたものに価値を見出し、もう一度世の中に送りだし、次の世代につないでいく」こと。
東野さんはなぜ『ReBuilding Center』に惹かれたのか。「ReBuild New Culture」にかける思いとは?