回り道で行こう・築浅・土地99坪

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北側の斜面をそっと包み込むようデッキを伸ばしていったら、そこに坪庭風の空間が立ち現れた。玄関までの数秒間、木々や緑を愛でながらの足取りはどこまでも軽い。

物件概要
エリア:群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原字大畑 価格:990万円
建物面積:20.04坪 敷地面積:99.22坪
間取り:1LDK

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ありのままで坪庭の趣

別荘地ではよくあることだが、土地は必ずしも平坦ではない。平らにすれば建築の自由度は上がるだろうが、今回の物件はあえて敷地の特徴をそのままに取り入れた。そして生まれたのがL字を上下にずらしたようなユニークな別荘だ。

LDKから三段上がった和室からは、苔むした岩の緑と枯れ葉の朱色のマリアージュを見下ろす。特にめずらしい花や植物がある訳でもないのに、自称坪庭、あるいはロックガーデンは見飽きることがない。心がすっと晴れた所で、新しい企画のアイディアも降りてきた。畳の上で足を崩して、一気に仕事を片づける。これで残りの滞在中は釣りに集中できるというもの。明日は少し早起きをしてバラギ湖に出かけよう…。

意外に合宿向き?和室に物入物入、また物入れ!?

ナチュラル&シンプルなこちらの別荘は一人籠る隠れ家といった雰囲気。その印象とは裏腹に、会社のチームや仲間同士の合宿、シェアにこそ向いているとにおわせる部分がある。LDKの奥に連なる和室の収納がそれだ。東側の壁一面、間取り図に物入れが9個並ぶ様子は圧巻だ。これだけあれば結構な数の荷物なり布団なりを収納できることだろう。

和室は間仕切りで三つに仕切ることも、広くワンルームとして使うこともできる。鍋料理をみんなでつつくことも、そこから続く夜の宴も徹マン大会も(笑)、すべて和室が会場だ。途中で誰か寝てしまっても奥の部屋に布団を敷いて、そっと間仕切りを締めればいい。和室万々歳なのである。

EDITOR’S EYE
今回の物件、いつもの昭和のかほり高いレトロ別荘とは明らかに違う。築浅、そしてフツーにオシャレ。だからセルフリノベーションして空間を自分好みに染めたい向きには少々物足りないかもしれない。物件に手をかけるよりもただ静かに過ごしたい、広い和室で仲間同士ワイワイ過ごす時間に重きを置きたい、というならお勧めしたい物件だ。

 
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情報提供元:別荘リゾート.net