手ぶらでOK!高級ホテルのようなワンランク上のキャンプ体験「グランピング」

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日本において一般的にいわれる年間休日は120日程度。一年の中の約1/3を占め、更に人生のスパンで考えても、やはり休日はおおよそ1/3になると考えられる。

“人生の1/3の時間 = 休日”

これは、なかなかの存在感。ここでは、人生において大きな存在である“休日”にまつわる情報を世界中からかき集め、我々日本人が、休日という“自分らしく過ごせる時間”をどう捉え、過ごしているのかを少し向き合ってみたいと考えています。時は21世紀、個が尊重され、情報は世界中から飛び込んでくる時代。日本というスケールに収まる必要はなく、これまでの日本の休日という概念に捉われる必要もない。“家族との休日”、“恋人との休日”、“仲間との休日”、想像している以上に私たちは自由な時代にいる事に気付き、自分らしい休日のライフスタイルに拘ってみてはいかがでしょうか。

Holiday is your life.

ここで発信する情報は、読んで楽しかったというinputに留まらず、自分らしく過ごせる休日のヒントを見つけ出し、何か行動をおこすoutputのきっかけになることを願っています。

Via:coolcamping.co.uk

キャンプといえば大自然の中でテントを組み立て、飯ごうで炊いたホカホカご飯にカレーをかけて食べる。そして寝袋で他愛もない話をしながら眠りにつく…。そんなイメージが思い浮かぶ方が多いのではないでしょか?もちろんそれも素敵なのですが、虫が多かったりお風呂に入れなかったりと、アウトドアがちょっと苦手だという方もいますよね。そんな方にピッタリなのが「グランピング」というワンランク上の快適キャンプです。

Via:coolcamping.co.uk

グランピングとは?

グランピングとは、自然の中で快適生活を送るための設備を備えたキャンプのことです。魅力的という意味の「グラマラス」と「キャンピング」を掛け合わせた造語で、テントの中に高級ホテルの一室がそのまま再現されたイメージです。

基本的にホテルや宿泊施設が運営しており、キャンプ特有の準備も後片付けも一切必要ありません。施設によって違いはありますが、調理スペースや浴室、トイレ、ソファ、テーブル、空調、キャビンなどが備えられつけられています。快適な設備が整っていますので、お年寄りから子供まで老人若男女問わず泊まることができそうです。テントの中とはいえ、ぐっすり眠れそうですよね。もちろんキャンプの醍醐味を損なわないために自然の中に作られています。ラグジュアリーな空間から一歩踏み出すだけで大自然が待っているのです。

Via:glampinghub.com

グランピングのはじまり

若者言葉のような響きやそのユニークさから、近年生まれたムーブメントのように感じられますが、その歴史は19世紀頃にまでさかのぼります。諸説ありますが、欧米の貴族達が宮殿外で、宮殿と変わらない生活を送るために作られたものと言われています。植民地などが多くあったため、統治国へ赴任することが多かった時代です。最初から統治国に宮殿があるわけではありませんので、宮殿が出来るまでの間はテント暮らしをしていたそうです。そこに お気に入りのインテリア、生活用品、服などを持参して快適な暮らしをしていたようです。臨時の空間でさえも最高級の空間にしようとするのですから貴族達の考え方には驚かされます。その他にもモンゴルのゲルが原型ではないかという説やアラブの王が砂漠でしていた贅沢なキャンプが原型など様々な説があるようです。

このように、元々は上流階級のための宿泊スタイルでしたが、近年その贅沢さとユニークさから世界中で注目を浴びています。日本ではまだグランピングができる施設は数えるほどですが、ちょっと変わった体験がしたい方や、普通のキャンプが苦手な方を中心に盛り上がりを見せつつあります。

日本で楽しむグランピング

快適な設備に加えて食材も用意してくれる施設が多いので、手ぶらで行っても何不自由なく過ごせます。また、大枠はキャンプですから楽しみ方や自然の中で何をするのも自由。夫婦や気の知れた仲間とBBQやヨガなどするのもいいですし、読書など一人で優雅な時間に浸るのも素敵です。自然に囲まれて好きなことをするのはなんともいえない充実感がありますよね。夜には星空ウォッチングなんてことも楽しめそうです。

Via:glamping.com

山梨県には「星野や富士」というグランピング施設があります。リゾートホテルで有名な星野リゾートが運営しており、なんと共用部でキャンプファイヤーが楽しめます。三重の「伊勢志摩エバーグレイズ」のグランピングは湖のほとりにあり、カヌーが付いているというのですから驚きです。また、意外にも東京豊洲でもグランピング体験ができるんです。「ワイルドマジック」という施設で、料金もお手頃なのでちょっとグランピングを試してみるのにピッタリですね。また既存のキャンプ場や地方遊休地のリデザイン&集客イベントの一つとしても注目されており、地方創生の取り組みとしても注目されているようです。

Via:hoshinoyafuji.com (星野や富士さまオフィシャルHP)

お洒落な空間で自然を満喫できるということで、アウトドア好きで無くとも楽しむことができるグランピング。その一つ一つに個性があるため、自分に合った施設を探すのもグランピングの醍醐味かもしれません。また、元々はキャンプですからご自身でグランピング施設を作るという選択肢もあります。庭の中にテントを立て、思い思いの設備を入れこみ、いつもとちょっと変わった休日を送ることもできそうですね。いつもの休日よりも時間を優雅に、そしてちょっとユニークに過ごしてみたいという方は、グランピングを試してみてはいかがでしょうか。

庭の広い休日の家を手に入れて、当初は家のセルフリノベーションを堪能しつつ、庭でグランピングを楽しむ。なんて生活も素敵ですね。恋人、仲間、家族など、大切な人たちと一緒に自然の中で、ちょっと優雅な Holiday time を。

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