地域活性のための “全国空き家リノベーション”

【クラウドファンディング】人口減少を食い止めるため、奄美・加計呂麻島にゲストハウスを作る出資者募集中!

三谷晶子プロフィールアイコン | 2015.5.27
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kamudy1鹿児島県・奄美大島の南部、古仁屋港から船で20分ほどの島、加計呂麻島(かけろまじま)。複雑に入り組んだリアス式海岸沿いに30の集落が点在し、1300人ほどの島民が静かに暮らすこの島で、真珠の養殖工場をリノベーションしてゲストハウスを作るプロジェクトが立ち上がっています。

加計呂麻島についての詳しい情報はこちらをご覧ください。
http://www.kakeroma-welcome.com/

現在、リノベーション中のゲストハウスの名前は『Kamudy』。オープン予定地は加計呂麻島の嘉入(かにゅう)という場所です。

このゲストハウス立ち上げのプロジェクトは、現在、嘉入集落に移住して3年目になる新潟県出身の肖像画家・青木薫さんの思いから始まりました。

嘉入集落の現在の人口は9世帯14人。そのうちの2世帯が移住者、集落の出身者は7世帯です。その世帯は90代2名、80代3名、70代1名、60代2名の高齢者ばかり。

穏やかで親切な方が多い嘉入集落。ですが、この集落が存続の危機に立たされています。

穏やかで親切な方が多い嘉入集落。ですが、この集落が存続の危機に立たされています。

この状態では、移住者を受け入れ、若年層の人口を増やすことができなければ、集落の存続はほぼ不可能です。

移住の入り口としてのゲストハウス


朽ち果てた空き家を見ると切ないもの。嘉入集落はとても美しい場所ですが、こういった家もちらほら見られます。

朽ち果てた空き家を見ると切ないもの。嘉入集落はとても美しい場所ですが、こういった家もちらほら見られます。

この6年間で加計呂麻島に移住した移住者の数は、行政が仲介を行ったケースに限っても100組以上。
しかし、中には地域に馴染めなかったり、トラブルを起こしたりして数年で島を離れてしまうケースも。

そういった地域と移住者のミスマッチを防ぎ、「地域と移住者の幸せな出会いの場」として機能するゲストハウスを作りたい。

青木さんはそう考え、このプロジェクトを立ち上げました。

「島に移住するということは、集落の一員となること。全く異なる背景を持つ人間どうしが、非常に密接な関係の中で、互いに助け合って生活していくことになります。そういった意味で、移住とは『地域との結婚』のようなものじゃないかと思うんです」
と、青木さん。

『地域と結婚』するなら、こんな風に楽しく暮らしていきたいものです。

『地域と結婚』するなら、こんな風に楽しく暮らしていきたいものです。

いきなり、見知らぬ人間と結婚をしてもうまくはいかないように、いきなり、何も知らない土地で暮らしてもうまくいく可能性は低いというのは、確かに納得できることですよね。

宿泊料は1泊2000円。このリーズナブルさも移住促進のため


ゲストハウスのロゴには『Kamudy』の由来となった嘉入の一枚岩「亀石(カムデイ)」があしらわれています。

ゲストハウスのロゴには『Kamudy』の由来となった嘉入の一枚岩「亀石(カムデイ)」があしらわれています。

昨年7月から、成田空港↔奄美空港間にはLCCのバニラエアが就航しました。これまで、片道4万円以上かかった航空運賃は、通常運賃で5000~8000円と大幅にプライスダウン。そのことで、加計呂麻島にも若い旅行者が増えてきています。

しかし、現在の島内の宿泊施設は1泊8000~10000円ほどと、若者には手が出しにくい金額。現状、若い旅行者は加計呂麻島に来ても夕方に奄美大島の古仁屋に戻り、廉価なゲストハウスを利用していることが多いのです。

1泊2000円なら、加計呂麻島にも気軽に滞在できるはず。そして、ゆっくり島の魅力を感じてもらうことで、移住希望者が自然に生まれてくればいいと青木さんは考えているそうです。

どんなゲストハウスができる予定?


ゲストハウスに使用する物件は、海の目の前。部屋に荷物を置いたらすぐに海へ飛び込め、近隣にはとっておきのシークレットビーチもあります。
ひと泳ぎしたらシャワーを浴びて、アダンの木陰で昼寝をしたり、ウティリミズの滝まで散歩に出かけたりすることもできます。

こちらがゲストハウスの設計図。ドミトリーだけではなく、個室やウッドデッキも製作予定です。

こちらがゲストハウスの設計図。ドミトリーだけではなく、個室やウッドデッキも製作予定です。

この海が目の前にあるゲストハウスなんて最高過ぎます!

この海が目の前にあるゲストハウスなんて最高過ぎます!

集落の人に恩返しをしたい。素敵な集落をなくしたくない


現在、このゲストハウス『Kamudy』はクラウドファンディングサイト『CAMPFIRE』にて開業資金の支援を受付けています。当初の目標だった50万円はなんと開始18時間で達成。ですが、より素敵なゲストハウスを作るために、6月19日まで支援を募集しています。

この海のように、美しくやさしい人々がいる集落です。

この海のように、美しくやさしい人々がいる集落です。

「今年の2月にあった集落の総会で『ゲストハウスを始めたい』と伝えたとき、反対されるのではないかと、私は内心ドキドキしていました。でも集落の人達は、『青木さんがやるなら誰も反対する人はおらんよ。やったらいいが』と言って応援してくれました。私はその言葉を聞いて泣きそうになりました。恩返しをするどころか、また大きな恩を受けてしまいました。こんな素敵な集落を、私はどうしても無くしたくありません」
これは、クラウドファンディング募集ページに記載された青木さんの言葉。

プロジェクトのリターンには、もちろん『Kamudy』の宿泊チケットもあります。
青木さんが魅了され、何としても集落を存続させたいと思うほどに惚れ込んだ加計呂麻島に、プロジェクトを支援してあなたも訪れてみませんか?

『Kamudy』クラウドファンディング募集ページはこちら。
http://camp-fire.jp/projects/view/2190

ゲストハウス『Kamudy』のサイトはこちら。
http://kamudy.com/

青木さんのゲストハウス開業に向ける思いがわかる動画も公開中!

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三谷晶子プロフィールアイコン

Writer 三谷晶子

作家、ILAND identityプロデューサー。東京都出身。女性誌のライターを経て『ろくでなし6TEEN』(小学館)にて小説家デビュー。2012年、二作目『腹黒い11人の女』(yours-store)刊行。2012年、福岡県上毛町にて上毛町ワーキングステイに参加。そこから派生した短編小説集『こうげ帖』を展覧会『My home town わたしのマチオモイ帖』に出展。2013年、奄美群島加計呂麻島に移住。第30回国民文化祭かごしま2015・県民自主提案事業『海の上に浮かぶ森のような島は』にて加計呂麻島を舞台にした短編小説を執筆。小説・コラムの執筆活動をしつつ、2015年「加計呂麻島の文化的価値を発信する」ことをテーマとしたアパレルブランド、ILAND identityを開始。

FB:akiko.mitani.5
TW:@akikomitani
HP:Akiko Mitani Ameba Ownd

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