タイニーハウス小菅デザインコンテスト2020(協賛企業インタビュー:細田工務店 代表取締役社長 阿部憲一氏)

今日は今回のタイニーハウス小菅デザインコンテスト2020にご協賛いただいておる株式会社細田工務店様にお邪魔して代表取締役社長である阿部憲一氏からタイニーハウスに関するお話をお伺いしました。

株式会社細田工務店(JASDAQ上場)は創業72年を誇る住宅メーカーで、住宅建設を専業とする歴史ある会社です。東京中野で創業、60年前から現在の所在地である阿佐ヶ谷に本社を移し、以来地域との関わりながら年商200億の規模にまでなりました。建売住宅やプレカット工法などを最初に取り入れた企業です。現在では顧客のニーズにこたえるため、新築のみならずリフォームや資産運用支援、ペットと暮らせる家等、多岐にわたるサービスを提供しています。また、本業以外に木工体験イベント、ケヤキ並木の音楽会や阿佐ヶ谷七夕祭り、JAZZ STREET、クラフトフリーマーケット、景観シンポジューム、写真展、絵画展などの支援を通して地域と共にある会社です。

そもそも、タイニーハウスに興味を持った理由は?

都会では住まいの周りに様々な生活環境が整ってきたため、家が狭くとも充実した生活ができるようになりました。お風呂や洗濯機がなくともスポーツジムやコインランドリーがあれば生活ができます。家族の人数も1人世帯や2人世帯が多数を占めるようになりました。また、最近ではミニマリストや小さく済むことが見直されている事もあり小さな家に対する需要が起きてくると考えています。

住宅産業界への影響はどうなるでしょうか?

これまでのスクラップアンドビルトの社会ではなくリフォームや長く使える住宅、また小さくても快適な住まいが求められる時代になると思います。東京では都市農地が宅地として開放される予定ですが、相続税の関係で大きな土地が細分化される恐れがあり心配しています。良好な住環境をどうして守るかが大事だと思います。具体的には若夫婦2人、年収800万円で買える質の高い家や、賃貸付き住宅、家は一生住むところではなく時代に合わせて変化できる様な家が求められるでしょう。

阿部社長が考えるタイニーハウスの可能性はどうでしょうか?

都市と小菅村をセットで販売したいと考えています。同じ所に一生住むのではなく、都会と小菅村の2拠点住居のような、都会の利便さと田舎の自然を合わせて持つような住まい方です。都会の生活を少し小さくすれば、田舎でも生活できるようになると思います。都会から見ると小菅村の自然は魅力的です。おいしい食べ物、美しい自然、早くタイニーハウスビレッジができないかと考えています。

デザインコンテストについてはどう思いますか?

すべての作品を見たわけではないですが、新しい提案が沢山あると感じています。美しい作品も多数ありますね。美しい建物は景観を美しくします。若い人たちには思いっきり住まいを表現してもらいたいです。小菅村で行っているデザインコンテストは世界の流れに対して正しい事をしていると思います。

最後に応募者の皆さんへ一言お願いいたします

先ほども申したように、皆さんのタイニーハウスに対する思いを思いっきり表現してください。皆さんからの応募をお待ちしております。

1時間ほどのインタビューでしたが、こちらから問うまでもなく次から次へと言葉が飛び出し、さすが一流企業の社長さんといった感じでいた。しかしながらおごった面もなく親しみやすい社長さんでした。取材ありがとうございました。

株式会社細田工務店(JASDAQ上場)
会社オフィシャルサイト:https://www.hosoda.co.jp/

応募者不問!「タイニーハウス デザインコンテスト2020 小菅村×YADOKARI」応募登録2020/2/28 作品提出3/31 まで

コンテストの詳細・応募申込はこちら
⇒ http://kosuge.yadokari.net/
http://tinyhouse-kosuge.com/